インフォームドコンセントどこ吹く風! なぜ薬局をそこまで庇うか 

(前回のつづき)
新しく処方された薬を飲み始めると、さっそく妻の頭痛が始まった。初めの病院でT錠を処方されたが、そのときも体調が悪くなり、この薬を外してもらった経緯がある。「今度の病院でも先生に話したんだけど…」。
 そこでT錠を飲むのをやめさせ、1週間後の4月24日にクリニックへ行きました。言語障害で妻の意思が正しく伝わらなければいけないから、私も同席させてもらいたいと伝えた。

 医師は私が何かクレームをつけに来たと思ったのか警戒する様子で、早く帰ってほしいからか立ったままで(私はイスに腰かけたが)、言葉を選びながら経緯を説明し始めた。妻が「 T錠は東京でもらった時も体調が悪かったとお話ししたんですが」と言っても無視。東京の病院の情報に従って薬を出したので、手落ちはないと強調した。
 私が口をはさみました。
 「先生の処方をどうこういう者ではありません。ただ、先生は処方した薬だけを服用させるつもりでしたか。以前の残っている薬も同時に飲ませるつもりでしたか。それをお聞きしたい」
 「私が処方した薬を飲めばいいのです。R錠とT錠、それに発作時の座薬を出してある」
 
 「実は薬局で、これまでの残っている薬も飲むように指示されたのです。薬剤師の自筆のメモも手許にあります。納得がいかないので再三確認したがこちらの言い分を聞いてくれなかった。薬剤師が医師の処方箋にない内容まで推量して、飲むのを指示するのは信じられないのですが…」
 私の言い分を全く無視しているので、再度医師に伝えた。だが医師のこんな言い分、皆さんだったら納得できますか?
 「今さら言った、言わないといっても始まらないでしょう。飲んだからいけないというものでもない。飲んでもいい薬だから」

 言った、言わないではない。こちらの手許には、今回の病院の処方した薬に加え、これまでの薬名と飲み方を薬剤師がサインペンで書き込んだ書面が残っているのです。
 本当のところは知りませんが、言葉から感じたことは、医師はその調剤薬局を必死でかばっていたということでした。同じビルの1階で隣同士。妻? 兄妹? あるいは親戚でもやっている薬局なのか? 
 飲んでいい薬かどうか聞いているのではない。医師の今回の処方箋にない薬(以前の病院で処方され、残っていた分)も併せて飲む指示を、薬剤師が勝手にやっていいものかどうか。薬の分量も当然増える。私が問題にしたいのはこの点なのですが…。それ以上話してもむだだと思って言うのをやめました。

 結局、T錠を飲むと頭痛などがひどいので、医師にやめることの了解を取り会計へ。私は一足先に車へ戻って待っていた。
 ほどなく妻が来て不審そうに処方箋を見せた。
 「処方箋が出ているけど、どうしよう」
 「そんな話はなかったから、受付で先生に聞いてもらったらいい」
 結局この薬は飲む必要のないもので、処方箋は取り消された。受付では「ジェネリックの薬を出したらしいですね」と言っていたらしい。

 何のジェネリックか知らないが、頼んだ覚えなど全くないのに。妻は言いました。「お父さんがいなければ、私はいらない薬も飲んでいた」。
 すべてに納得がいかない医院です。インフォームドコンセントなどどこ吹く風、と言った体です。しかたがない。こちらで主張するところ(例えば、この薬を飲むと頭痛がひどいなど)はして、もし言い分を容れてもらえなければ東京の病院に戻ろうか、と妻には話しました。

 今回、書き始めるとだらだら長くなってしまいすみません。面白くも、おかしくもない文章になってしまいました。
 ただし私の体験から、医師もとんでもない人がいますからご注意を。昔、せがれが腹痛を訴えるので連れて行ったところ、血液を検査して「盲腸(虫垂炎)だ」と直ちに手術をしようとした医者がいた。富士見市の鶴瀬病院(今は廃院)でした。
 私が医師に、せがれを虫垂炎と断定した根拠を尋ねますと、「白血球の数値が高すぎる」。11000(個/µl)あるというのです。「体調によって一時的に上がることもあるでしょう。それほど騒ぐ数値と思えませんが」と言ったが、素人に何が分かる! とばかりに、さっさと手術の準備を始めだした。

 「ちょっと待ってください。今日はともかく連れて帰ります」
 私は無理やり連れ帰って、次の日、近所のかかりつけ医(ホームドクター)に事情を話して検査を頼んだ。
 「村岡さん。うちは血液を検査センターに出しているから、結果は2、3日かかるよ。でも見た感じ、盲腸じゃなさそうだね」
 以来十数年、盲腸など患っていない。藪(やぶ)医者に、いや、藪まで行かないタケノコ医者に病人にされかかったことは、そのほかにもたびたびありますよ。医者もいい加減な人がいる、気を付けなければいけません。これが私の体験です。(おわり)
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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