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自動運転システムの過信は禁物、事故は運転者が全責任を

このところ各自動車メーカーで、「運転支援システム」を搭載した車が多く発売されています。ところが国土交通省は、日産車が同社の自動運転技術「プロパイロットシステム」搭載車を走行中に事故を起こしたことを挙げ、ユーザーの注意を喚起しているという。
 この事故は昨年11月のことだといいますが、うかつにも私は知りませんでした。おそらくテレビでも一般紙でもあんまり報道されなかったのではないか。つい2、3週間前に私はテレビで知ったのです。

 日産セレナに搭載されたプロパイロットシステムは、国産車で初めて「自動運転」という名称を使用したらしい。しかし「自動運転とはいえ、ドライバーはシステムに対して監視義務を負っており、システムが対応できない場合は、ドライバーがただちに運転操作を行うことが前提となっている」ということです。
 つまり、自動といっても「おまかせ」ではなく、あくまで「運転支援システム」というわけです。ドライバーがシステムを監視しているかどうかは、ドライバーがハンドルから手を放すと、トルクセンサーが反力を検知できなくなる。これで「手放し運転」と判断。この状態が5秒続くと警報が発せられ、10秒つづくとシステムは解除されるという。

 この事故は報道によると、2016年11月に千葉県八千代市で発生していました。日産のミニバン「セレナ」に試乗した男性に対し、販売店員が「本来はここでブレーキですが、踏むのを我慢して」と指示、そのまま停車中の車に衝突して2人に軽傷を負わせたという。
 販売店員が(本来ならブレーキを踏むところだが)「踏まないで」といった以上、もし私が運転していてもブレーキを踏まなかったのではないか? と思ってしまう。

 通常は衝突被害軽減ブレーキが作動するのですが、このときはそれが作動せず前方の停止車両に追突。追突された側が怪我をしたというのです。
 警察庁などによると、現場は当時、薄暮で小雨、ワイパーが作動していたらしい。停車中の車のカラーも黒で、自動制御センサーが認識しにくい状況だったことから「衝突被害軽減ブレーキが作動しなかったのだ」という。
 しかし原因が何であれこれはまずいですね。百に一つ、千に一つも起きてはいけないことでしょう。そういう点では日本では自動ブレーキはあくまでも運転補助機能であり、運転の全責任は運転者にあるという考えです。

 ですから販売店員の指示によってノーブレーキで追突した運転手は、書類送検されたという。これも気の毒です。これはアメリカが目指す完全自動運転車の開発とは違い、日本では、単に「運転補助システム」という考えからでしょうね。
 実は1か月半ほど前、私が買ったアクア(トヨタ)も自動ブレーキ、車線逸脱アラート、自動ハイビームといった装置が搭載されていますが、販売員が隣に乗って試す、ということはなかった。
 あとでシステムをONにして車線を逸脱すると、警報装置がなることだけは自分で確認しましたが、自動ブレーキは使ってみていない。機械には当たりはずれがある。意に反して加害者になってはたまりません。

 警察庁によると、平成27年12月以降、自動運転機能への過信が原因とみられる人身事故は今回を含め4件発生、7人が軽いけがをしたという。
 自動車メーカーの責任か、コンピューターを作ったシステム会社の責任か。またはデータを送る通信会社の責任か。運転者が正しく使用したか。あるいは車の所有者がソフトウエアのアップデートを怠っていた可能性もあるという。しかし最終的には、これらは補助装置だから、運転者に全責任があるという考えです。

 将来的には「自動運転」を目指し各メーカーが取り組んでいることを考えると、自動運転を拒否することは現実的ではないでしょう。しかし完成途上ではリスクがつきものであると承知のうえで、自動装置を過信せず、「運転しているのは自分」という意識をしっかり持つことが必要なのでしょうね。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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