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野党2党が女性の皇位継承拡大を公約に、自民は女性天皇に慎重

 21日投開票の参院選で、立憲民主党と国民民主党の野党2党が、女性へ皇位継承資格の拡大を公約に盛り込んでいる。
 皇室典範は皇位について、「皇統に属する男系の男子が継承する」と規定している。明治の旧皇室典範に明文化され、今も引き継がれた内容です。

 男系男子の天皇が父親、父方の祖父、父方の曽祖父…と、男子だけで系図をさかのぼると神武天皇にたどり着くという。この繋がりが「男系男子」です。
 その規定に則ると、現在の皇位継承資格者は天皇陛下の弟君の秋篠宮さま、その長男の悠仁さま、陛下の叔父の常陸宮さまの3人に限られる。次世代の皇位継承者は悠仁さまただ1人です。

 女性への皇位継承を認めた場合、現時点では天皇、皇后両陛下の長女愛子さまを含め、6人が新たに資格を持ち、皇位継承資格者は9人に拡大するらしい。
 女性(じょせい)天皇とは、文字通り女性の天皇です。
 女系(じょけい)天皇というのは、皇室において母のみが皇統(天皇の血統)に属する天皇であり、その子として生まれた人は「女系」とみなされ、以後男系に戻ることはありません。男系・女系というのは本人の性別とは関係がないのです。

 日本の歴史上に女性天皇は8人存在したが、女系天皇はなかった。この女性天皇はいずれも次の男系男子の天皇が誕生するまで天皇の位につかれたもので、未婚(生涯独身)か、天皇・皇太子の元配偶者(未亡人、再婚せず)であったとされている。
 もちろん一時的な例外中の例外であり、その天皇の子が皇位についた例はなく、今も皇統の「男系男子」は守られている。

 「男系男子」がなぜ重要かについて、日本大の百地章名誉教授は次のように説明している。
 「(女性天皇が誕生した場合)女性天皇が民間人の男性と結婚し子供が生まれれば、その子供は民間人の家系に属する人だと見られてしまう。そのこどもが天皇になれば、今とは違う『皇室』になって正当性が失われる」
 また、麗澤大の八木秀次教授は、「男系でつながってきた天皇がいたからこそ今の日本がある。男系男子で皇位を受け継ぐ方法があるなら、伝統を続けていくべきではないか」と。

 ところが家族のあり方を研究している大阪大の牟田和恵教授はこんな意見を述べる。
 「男子しか認めないのは明確な差別だ。(中略)男だけでやっていく皇位継承の仕組みは、日本社会の未来を考えるうえでもゆがんでいる」
 ジャーナリストの田原総一朗氏も、「国民のほとんどは女性天皇・女系天皇に賛成だ。女性天皇を認めれば、国民は今以上に皇室を支持するようになるだろう」(毎日新聞)

 この女性天皇に賛成の2人の発言について述べてみたい。
 はじめに田原氏。「女性天皇を認めれば、国民は今以上に皇室を支持するようになるだろう」と。恥ずかしいね。皇室の存在意義は国民の人気投票で決まることではない。思ってはいたが、なんともレベルが低い御仁だ。

 次いで大阪大教授・牟田女史の「(天皇を)男子しか認めないのは明確な差別だ」との発言について。
 皇室は憲法、法律の埒外に存在することをご存知ないのか。まず皇族には姓(苗字)がない。戸籍もない。皇室典範に、皇位は「皇統に属する男系の男子が継承する」とある。選挙権もない。労働基準法に守られることもない。これらは法律に違反するからダメだ、というのか。

 法には特別法と一般法がある。特別法は一般法に優先する。一般法と特別法とで異なった規律を定めている場合、一般法の規律が排除され特別法の規律が適用される。
 特別法が規定される理由はさまざまであるが、特別な分野に対しては一般的な法律の他にその分野特有の規律が必要になる。これが特別法である。
 憲法と皇室典範を比べると、憲法が一般法で、皇室典範が特別法になるのではないのか。(つづく)
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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