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「年金制度」は安定している、生涯生活設計は個々人の責任だろう!

 (前回のつづき)
 つぎは共産党の小池晃氏の挑発。
 「年金は『100年安心』と言っていたのに、いつの間にか年金は当てにするなと。国家的詐欺に等しい」
 ついで安倍首相の反論です。
 「今の世代も次の世代も給付と負担のバランスをとる。100年安心は仕組みとしてそれを確保する」

 この小池氏の発言は、まったく的外れでしょう。「年金は100年安心」といった言葉を、「年金だけで100年安心して生活できる」という理論とすり替えている。何が「国家的詐欺」だ。彼の言い分は「共産党的すり替え理論」でしょう。
 少子化によって年金保険料を払う人が少なくなるから、年金制度が崩壊しかねない危機に瀕している。しかし日本の年金制度は心配ない。きちんと安定・存続できる。これが「100年安心」ということだと私は理解してきた。だから、ゆとりある生活をするのに5万円足りない、というのがなぜ詐欺なのか。

 2004年に行われた推計では2005年度から2100年度まで、2009年に行われた推計では2010年度から2105年度までの、いずれも96年間が対象期間となっている。
 厚生労働省自身は、この96年間において「収支相当」であると説明しています。もう少し勉強したらどうか。

 例えば国民年金だけの人を考えると、フルペンションでも6万5000円ほどでしょう。夫婦2人で13万円。しかし私の経験から言って(社労士ですから)、もれなく保険料を支払っていたと言っても、実際は支払っていない期間があり、5~5万5000円ほどの人が多いのです。
 すると夫婦2人で10万円。もし片方が亡くなったら、5万円の収入。それだけで生活できるはずがない。今回、金融庁が言った、5万円不足する、しないの問題ではないでしょう。こういう人たちは、「明確に」か、「漠然と」かは別にして、どうするか、自分で考えているのではないか。政府がどうこうできる問題ではないでしょう。

 子供が親の面倒を見るところもあれば、没交渉の家もある。子供がいない家庭もある。各家庭の実情はバラバラですよ。全部一律に面倒みるとなれば、スゥエーデンのように、収入の6割を税金、社会保険料で徴収しなければやっていけないだろう。そんなことになると、共産党も立憲民主党も、蜂の巣をつついたように騒ぐに違いない。
 国民の立場に立ったような言い方をしながらこれでは、結果的に国民を惑わすだけではないか。

 10日の参院決算委員会で、蓮舫議員はこんなことまで言っていますよ。
 「国民が怒っているのは『(公的年金の)100年安心』がウソだったことだ。自分で2000万円をためろとはどういうことか」
 バカも休み休み言え。国民が怒っているのは(少なくとも私が怒っているのは)そんなことではない。国民を「ダシ」にして、党利党略を謀る彼らのさもしい浅知恵だ。
 こんなことを参院選の争点にしてどうする。恥を知るべきだろう。(おわり)