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生活設計が行き詰まると国の責任か? 自助努力を促すのは悪か?

 「65歳で定年退職して95歳まで生きると30年。夫婦2人でその間、ある程度豊かな生活を送るとなれば毎月5万円程度不足し、2000万円の金融資産が必要になる」(趣旨)。
 金融庁の発表に対して、野党は待ってましたとばかり、重箱の隅をつつく論戦を挑み始めた。

 参院選を控えた与野党論戦に、老後の資産形成として、「2000万円不足」問題を浮上させようという野党の思惑が見え見えです。安倍晋三首相ら全閣僚が顔をそろえた10日の参院決算委員会で、野党側はこの問題に照準を合わせて政権を追及した。
 これと合わせて消費税率引き上げや安倍首相が掲げる憲法改正、米国との貿易交渉などへの批判を強め、参院選の争点に位置づける構えのようだ。

 私は与野党を問わず是々非々の立場で話を聞いているつもりですが、野党が野合して理屈にならない理屈を振りまくのには、いつもながらに腹立たしさしか覚えない。
 参院選を目前にして、野党は2000万円不足問題が出てきて、してやったりという気持ちが見え見えだ。なんでもいい、少しでも「言いがかり」をつける発端を見つけたくて必死なのだ。

 つぎはこの問題をめぐる、参院決算委員会における立憲民主党の蓮舫氏と、安倍晋三首相の応酬です。まず蓮舫氏。
 「日本は65歳から30年生きると、2000万円ないと生活が行き詰まる国なのか」
 つぎは安倍首相です。
 「金融庁から発表された数字だが、不正確で誤解を与えるものだった」

 不正確で誤解を与えるということで、政府は金融庁の報告書を受け取らない方針を伝えた。同庁の三井秀範企画市場局長は14日、衆院財務金融委員会に出席し、「世間に著しい誤解や不安を与えた。配慮を欠いた対応でこのような事態を招いたことを反省し、深くおわび申し上げます」と述べて謝罪した。
 本来ならこれで一件落着じゃないですか。蓮舫氏の「2000万円ないと生活が行き詰まるのか」と誘導するのも納得がいかないし、日本を「そういう国なのか」と決めつけるのもおかしい。個々の生活姿勢で違ってくる、ということを理解できないとすれば、よっぽど頭が悪いのですね。

 年金の21万円で生活できるかどうか。これはやり方でしょう。何回か前の弊ブログにも書きましたが、「入るを量りて出ずるを制す」という言葉がある。
 国会議員なら、国民の不満を煽る発言ばかりしてどうするのか。収入に見合った生活をするのが基本でしょう。自分の稼ぎが少ないことを棚に上げ、政府を攻撃する国民になってもいいのですか。むしろ正しい姿勢を、若い人に教えてあげるべきではないのか。
 私は社労士をしています。某顧問先の奥さんが言っていました。
「収入が少ないといっても、それに合った生活をしたらいい。戦後と比べたら、今がどれほど恵まれているか」。彼女は私より数歳上、戦後の一番厳しいときを歩いてきた人です。「食べられなければ、食べなきゃいいんだ」と言っていた。(つづく)
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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