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自動ブレーキ、夜間運転の禁止etc。高齢者の事故を減らす方策を!

 高齢者の運転免許証返納は、ふだんの買い物にたいへん不な便をきたす、という話をテレビなどでよく視聴します。
 しかし私にとってはそれより切実な問題があります。

 私は埼玉県富士見市で(特定)社会保険労務士(行政書士を兼業)をやっています。近くを東武東上線が走っていますが、最寄りの駅までは徒歩で25分ほどかかり、バスの便も悪い。
 8年前に脳出血で倒れた妻は川越で仕事をしていますが、車の運転ができなくなっているので、送迎をしなければならない。私が仕事で関与している中小零細企業は、会社が駅から遠いところが多い。子供らは独立している。

 私も後期高齢者ですから、運転免許証の返納は常に念頭にあるのですが、それを実行してしまうと生活が成り立っていかなくなる。頭の痛い問題です。不安がある一方、心のどこかで“認知機能も運転技能も、テストを受けて問題なかったんだから”という言い訳のような気持ちがもたげてくるのも事実です。

 今回、俳優・歌手の杉良太郎(74)さんが警視庁鮫洲運転免許試験場を訪れ、運転免許証を返納した。彼は3年前、71歳で免許更新のための講習を受けた際、「目や手の反応が、以前と少し違う」と感じたという。
 運転能力に問題はなかったというが、「次の更新は無理だと自分で判断した」と明かした。杉さんは「家族や本人が『若い頃より反応が鈍い』と判断したときは、人を傷つける前に返すのが賢明」と話していたという。

 運転しなくても、代わって運転してくれる人がいればいい。しかしそれができる人ばかりはいない。そこで、こんな方法を考える余地はないでしょうか。

① 認知症の検査、運転技能の検査をもっと厳密に行う。
 現在、予約して、まず認知機能検査現在を受ける。合格者は新たに2時間あるいは3時間の講習を予約する。また成績によっては、認知症専門医の診察を義務付けられるという。
 この認知機能検査を、もっと細かく実施することによって、「認知症による事故」を減らすことはできないのでしょうか。

② それと、私がぜひ提案したいことがあります。
 まずひとつは、自動ブレーキ搭載車に限って高齢者の運転を許可する。これは前回にも少し述べました。いわゆる限定免許証にするわけですね。

③ それと今ひとつ。それは夜間運転の禁止です。
 わが国の全事故のうち、昼間運転の事故で老齢者が占める割合と、夜間運転の事故で占める割合についてのデータを、私は残念ながら持ち合わせていません。ただしこれは極めて大事なことではないかと考えます。
 2、3年前だったでしょうか、夜間の運転がしにくくなった時期がありました。右目に表れていた飛蚊症も、糸くず様の影が大きくなってきた。車の光が眩しい。私は眼科専門医に調べてもらいましたが、白内障もなく、異常はないとのこと。最近はそれほど気にならなくなったが、提案したいのは次の点です。

 例えば、薄暗いところで小さい文字を読むのも、若い時は全く苦にならなかったが、今は見えにくい。暗い所での見え方も、昔とは大きく違っている。これは加齢でしょうか、おそらく皆さんも経験がおありだと思います。
 ただ視力も運動能力も個人差が大きいから、認知症検査、運動能力検査をパスした人に免許の更新を認めないわけにはいかないでしょう。

 そこで提案というのは75歳以上、あるいは80歳以上の人は、日の出から日没までの運転しか認めない、などの「シバリ」をかけてみるのはいかがでしょう。もちろん交通法規を変えなければなりませんが…。たしか外国の運転免許制度で、こんな制度を採用している国があると聞いたことがあります。

 この高齢者運転と事故の問題、これからますます深刻になるでしょうね。先進国で老齢化が加速しているのが日本です、知恵を出し合って、他の国に範を垂れる方法を考えていただきたいと思います。(おわり)


(追記) ただいま11日です。明日付のブログの記事を書いていたら、毎日新聞(6月11日)につぎのような記事が掲載されていました。
 「高齢者の自動車事故多発を受け、政府が、安全機能が付いた車種のみ運転できるようにする高齢ドライバー専用の新しい運転免許制度の創設を検討していることが10日、分かった」。
 これは先ほど書きました②に該当すると思います。大いに結構ではありませんか。
 今後、警察庁、国交省、経産省などと協議すると思いますが、せっかくですから高齢者の夜間運転に関する規制(③で述べました)も、ぜひ考えていただきたい。諸賢の識見に期待します。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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