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北朝鮮がミサイル発射を再開、瀬戸際戦術に戻るか金正恩

 4日に続き、9日にも北朝鮮は日本海に向けて複数の飛翔体を発射しました。4日の発射について専門家は「弾道ミサイル」の可能性を強調していましたが、日米間ともに断定を避けてきた。今回、米国防省はやっと弾道ミサイルであったと発表したそうです。
 4日のミサイルは240キロを飛んだが、9日の飛翔体は420キロだった。トランプ大統領は不快感を示しながらも、金正恩委員長への信頼感も強調した。金委員長との会談の成果を強調してきたあまり、「この成果」を反故にするわけにはいかなかったのでしょう。

 安倍晋三首相は、ここへきて北朝鮮と条件を定めず会談を持つ方向を示唆した。これまで拉致被害者の返還が条件だった。原則は核兵器の放棄まで経済制裁を緩めないが、まず前提条件抜きの会談を目指しているらしい。これでトランプ大統領の方向と一致したわけです。
 ところで北朝鮮の非核化には日米韓の協力が最大事だと言いつつも、文在寅政権になってからの韓国の北朝鮮へのすり寄りは尋常ではない。

 開城(ケソン)工業団地、これは北朝鮮南部で、韓国との軍事境界線付近にある経済特別区に設置された、両国共同の大規模工業地帯。これは北の大きな収入源になっていた。さらに金剛山観光も北のドル箱になる見通しだった。
 2016年2月、北朝鮮による核実験や長距離核ミサイル発射実験を受けて、開城は再度の操業停止に追い込まれた。ところが第1回米朝首脳会談以降、操業再開を用意し始めていたのではなかったですか。しかし第2回会談の結果により、また待ったがかかった。

 ところでここで問題なのが、米朝、日朝の懸け橋にならなければいけない韓国が、北朝鮮べったりで話にならない状態です。トランプ大統領との第2回会談で思惑が外れた金正恩は、瀬戸際戦術へ戻りつつある。ところが韓国の文在寅大統領は、今回の飛翔体も弾道ミサイルと認定しない。
 弾道ミサイルの発射は国連安保理の決議違反です。そのための北への経済制裁を、韓国はいろんな方法でスルーさせようとしているようです。

 昨年の平昌冬季五輪の時も、韓国に入港した北朝鮮の万景峰号へ、ひそかに重油を積み込んだのではないかという噂もあった。そのほか韓国の船から北朝鮮の船へ物資を積み替えている瀬取り行為は何十回にも及んでいるらしい。
 それだけではない。3月、5月と海上自衛隊が、船籍不明のタンカーから北朝鮮のタンカーへホースを接続している現場を確認している。船籍不明というが、意識して船籍を消しており、日本政府は韓国籍の船だと考えているらしい。
 日本のメディアの質問に、河野外相が「韓国政府からは『関与していない』という連絡をもらった」と答えていることから見て、日本が確かな疑いを持っていることは間違いないでしょう。

 日本の哨戒機に、韓国艦からレーダーを照射した事件がありました。これも、遭難した北朝鮮船を救助していたのを邪魔したから、と確か当初は言っていたが、瀬取りを見られては困るから早く追い返そうとした結果だともいわれる。
 いずれにしても、このまま事が進展するなら、文政権は北朝鮮の「走狗」となり、韓国が目指すという「南北統一」も、北に主導権を丸投げすることになるでしょう。

 北朝鮮が4月に開催した最高人民会議で、金正恩は次のように激しく韓国を非難したという。
 <南朝鮮当局は、成り行きを見て左顧右眄し、せわしなく行脚して差し出がましく「仲裁者」、「促進者」のように振る舞うのではなく、民族の一員として自分の信念を持ち、堂々と自分の意見を述べて民族の利益を擁護する当事者にならなければならない。…>(以下略。この段、WiLL6月号、西岡力氏の月報・朝鮮半島から)

 文在寅が米韓の間を取り持とうと必死になっている。だが金正恩は、米国の反対など気にせず北を支援せよ。民族の利益を擁護するという信念でなければだめだ、と文の尻をひっぱたいているのです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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