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米朝会談 非核化に合意なし、経済建設に待ったなしの北が打つ手は?

 27日・28日の両日、ベトナム・ハノイで米朝首脳会談が開催されました。しかし合意には至らなかった。実は今回、私はトランプ大統領が北朝鮮にどこまで譲歩するのか、それが最も気がかりでした。この会談で、非核化を検証する以前に経済制裁を解除するのではないか、それがいちばんの懸案事項でした。
 しかしトランプ氏はぎりぎりのところで踏みとどまった。これは同行した、ポンぺオ国務長官の助言を聞き入れたのでしょうか。ご存知かと思いますが、同氏は中央情報局(CIA)長官を務めた人で、北朝鮮のやり口に精通しているという。

 トランプ氏が「非核化交渉は急がない。時間は十分にある」というと、金正恩氏は「我々には時間が最も大事だ」と応じた。これは非核化が進展しないうちは、安易に経済制裁を解除しないという米側の強い姿勢を知り、金氏がたじろいだ場面だったと思う。
 何事も進展しないまま首脳会談が終わったのですが、「時間が最も大事だ」という金氏の言葉が、北朝鮮の苦しさを物語っている。

 閣僚を加えた拡大会議では、そのあとワーキングランチ、米朝の共同文書に署名、そのあとトランプ大統領の会見がある予定でしたが、予定が大きく変わって会見が2時間も前倒しになった。
 今回の進展について賛否は半ばするでしょう。しかし安易に妥協しなかったことには、ほっとしたのが事実です。

 「非常に建設的な時間を過ごせた。しかし最終的にアメリカにとって、意味ある内容を達成できなかった。北朝鮮は完全な制裁解除を求めてきたが、“納得できない”と答えた。金委員長にもビジョンはある。合意に至る段階ではないと判断した」
 トランプ氏の記者会見での内容です。

 ここへ来て、トランプ氏の非核化への妥協なき姿勢が、明確になったことは評価できる。しかし大統領の立場がどうなるか、大きな問題が出てきました。
 大統領選の前、民主党を批判する大量のメールが送られた事件で、大統領がその事実を前もって知っていたというのです。女性問題も出てきました。大統領の元顧問弁護士が暴露し、公聴会で全米に生中継された。「なぜ米朝会談の最中に」というのがトランプ氏の言いたいところでしょう。
 来年、そのあと4年の座をトランプ氏が勝ち取るか、1期で終わるか、あるいはメール問題その他ので、その前に去ることになるのか。日本にとっても見逃せない展開を含んでいます。

 ただ今回、トランプ氏の安易な妥協で米と南北朝鮮が強固になり、日本が蚊帳の外へはじき出されるのではないかと考えた人も多かった。しかしトランプ氏は、“このあと、安倍首相にも電話をする。日本を裏切ることはできない(趣旨)”とも語っっている。
 また、文在寅大統領による過激な親北政策により、韓国が北朝鮮に飲み込まれるのではないかという危惧が、時間的に少し遠のいたと言えるでしょう。

 しかし首脳会談は、実務者協議を繰り返して最終合意の段階で臨むのでしょう。どうしてこうなったのか。本当に一寸先は闇ですね。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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