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北朝鮮のCVID順守は譲れない一線、閉塞感を拭えない米朝協議が残念

 ポンぺオ米国務長官は7日、平壌で北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長らと、非核化に向けた2日目の協議を行った。しかし毎日新聞はじめ各紙を読み比べてみても、さっそく行き詰っているのを感じる。
 私は「北朝鮮が核を手放すことは考えられない」と言い続けてきたが、ここへきて北は本性を見せ始めたといってもいいのではないでしょうか。

 次が毎日新聞(7月8日)からの抜粋です。
 「北朝鮮の外務省報道官は今回の協議について『米国側の態度と立場は実に残念極まりない』と批判し、非核化についても『意思が揺らぎかねない危険な局面だ』と主張する談話を発表した」

 すなわち米国側が今回の協議で、米朝首脳会談の精神に反して、CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)だ、深刻だ、検証だ、などと一方的で強圧的な非核化要求だけを持ち出した、と非難。また、朝鮮半島の平和体制構築の問題については言及せず、終戦宣言問題は後回しにしている、と不満を述べたというのです。

 今回の米朝協議直後に北朝鮮は、非核化よりも北朝鮮に「安全の保証」を提供することを求めているという。「これは決して『軍事的な身の安全』だけではなく、経済制裁の緩和と経済協力など自らの要求を優先するよう強く主張する可能性が高そうだ」と毎日新聞は解説している。

 アメリカは北朝鮮の巧妙悪質なトラップに引っかかったのではないか。
 米朝主脳会談が始まる前は「無条件で核放棄」を目指していたのではなかったか。無条件で核を放棄した後、経済制裁解除、経済援助をしてあげましょう。さらに「体制保証を」との要求に対し、了解したものと私は理解していました。現在の進展状況では、まるで「1つの核実験施設を破壊したら、それに見合う経済協力をしてくれ」と要求していることになる。

 北朝鮮は北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場の坑道を爆破して、入口を塞いだというが、この実験場は老朽化して使い物にならなくなっていたというではないですか。しかも記者を呼んで遠くから眺めさせるだけ。そんな爆破作業を1回行えば、それに見合う援助を求めるというのか。CVIDを認めようとしない北朝鮮と、果たしてこの後、協議を続ける価値があるのだろうか。まずその点をはっきりさせて協議に臨むべきでしょう。


プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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