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「張り手」「かち上げ」のどこが面白い? 国技なら見苦しい技を禁止せよ

 大相撲初場所も終わりました。いよいよ理事候補選挙の届け出を今日締め切り、明日は結果が判明します。
 ところで日馬富士の暴行事件と彼の引退、場所に入ってからは白鵬、次いで稀勢の里の休場。まことにいいところなしの場所かと思われましたが、最後にジョージア(おじさん世代以上はグルジアの読みが分かりよい?)出身の栃ノ心の優勝が、一服の清涼剤になったように感じられました。

 栃ノ心は右膝前十字靱帯断裂、右膝内側側副靱帯断裂の大怪我を負い、平成14年には十両からも陥落して引退を考えたらしい。だが2ヵ月に及ぶ入院ののち、リハビリと稽古に必死で取り組み、何と幕下から4連続優勝で再入幕を果たした。
 細かいことは省きますが、1月場所は西前頭3枚目からの快挙でした。30歳という年齢から考えても、この頑張りには拍手を送りたい。

 ところで今回途中休場になった白鵬。彼は張り手、かち上げがあまりにも多いというので、このところ大きな問題にされています。しかも彼のかち上げは肘をつきだす角度から、まるでプロレスのエルボーだという。一場所(15日間)で11回、12回もそんな手を使っては、確かに「横綱の品位にかかわる」という横綱審議委員会の意見もうなずけるというものです。

 しかし待ってください。張り手もかち上げも、決して大相撲の禁じ手ではないのです。かち上げは相手の上体を起こしたり相手をぐらつかせたり、本質的には突き押しの技術だといいます。
 張り手は平手を横に振って相手の顔や首の側面を叩く技です。いわゆるビンタではなく、実際には掌の付け根部分ごと相手にぶつける掌底打ちに近いものらしい。突っ張りの変形と訊いたことがあります。

 かち上げの角度がプロレスのエルボーになってはいけないが、“禁止されていない技を使うことを非難する”こと自体おかしいという考えも成り立つ。技を禁止するなら、明確にルール化しなければいけない。
 例えば相手力士の髷をつかんだら負けになる。これはルールで決まっており、その場で行司が裁いて決着します。張り手、かち上げも禁止すれば、土俵で行事が判定することができるのです。

 しかし相撲の張り手とかち上げは、やめた方がいいと私は思う。
 昔、旭道山という小結まで務めた人気小兵力士がいた。張り手1発で相手力士を土俵に這わせたのを何度も見ています。また1発で倒れず、5発も6発も繰り出したこともあった。小兵が巨漢を倒すための窮余の策かもしれないが、決して後味がいいものではなかった。

 白鵬のファンなら禁止されていないからやったらいい、という人がいるかもしれない。しかし張り手の応酬などになると、まるで力士の殴り合いのようで見苦しいことこの上ない。しかも格下の力士が、横綱相手の張り手はやりにくいに違いない。そうなると片手落ちではないか。
 大相撲を国技(法律で定められているわけではない)というなら、こんなルールは早々に改正するべきでしょう。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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