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「男の約束を果たした後は、自己責任で逃げも隠れもせず闘う」と奥氏

 (前回のつづき)
 奥氏は出頭に応じるため、6月24日に韓国入りした。
 那覇から仁川(インチョン)国際空港に向かう機内で、客室乗務員に「一番先に降りてください」と促され、到着直後に待ち構えていた警察官に手錠を掛けられ連行された。容疑は公用物損壊と不法侵入だった。
 大高氏は彼が出頭要請に応じて訪韓すると聞いたので、本人は慰留しても聞かないだろうと、「ご家族は大丈夫ですか」と訊ねた。返事はつぎのような内容だったらしい。
 「息子から『オヤジはバカか国士か?』といわれた。私は国士ではない。なぜなら、国士とは国のために命を懸けて亡くなった人のことで、自分は韓国に行ったからといって命まで落とすわけではない。この程度で国士と呼ばれたら、本物の国士に申し訳ない、と言った」

 周りの人からは「要請されたからといって行くことはない」と言われたらしいが、あえて行った。
 「無学な私には難しいことはわからない。ただ男の約束を果たした。後に残された問題は、自己責任で逃げも隠れもせず闘うつもりです」
 日本の大マスコミは、産経新聞以外このニュースに関してはやはりほとんど報じていないという。奥氏は産経新聞の取材に対し、「韓国では吉田証言のウソについて認知されていない。裁判ではっきりと説明していきたい」と語ったという。

 奥氏は韓国の検察に取り調べを受けている際に、「朝日新聞が吉田清治の証言を虚偽と認定した証拠を提出してほしい」と言われた。そこで4年前に同紙が報じた「慰安婦誤報報道訂正文」をハングル文字に翻訳したものを持参したそうだが、検察から「朝日新聞の社判」を押してあるものが欲しいと言われ、ソウルの朝日新聞支局を訪ねた。
 ところが「日本語ができるスタッフはいません」と門前払いだったという。

 そもそも朝日新聞の誤報というより、悪意ある捏造報道が原因です。それで迷惑をこうむった側が、朝日新聞社がかつて出した訂正文を翻訳し、それに社判を押してくれというだけのことではないか。
 日頃、人権問題には目くじらを立てて報じる朝日、奥氏や吉田の子息の人権はどうするつもりか。迷惑をかけたのは朝日だ。ソウル支局に、支局印ぐらいあるだろう。

 それにしても吉田の子息、今回の謝罪碑の書き換えを実行しようとしたことは(奥氏のご苦労は別として)、ある種の勇断といえるのではないでしょうか。父親の慰安婦問題捏造が日韓友好の大きな壁となって横たわっている。しかし「父と私は別だ。父の考えにまで責任を持てない」などと開き直らず、打開への道を模索している。

 例えば親が借金を残して死亡した。子が相続放棄をして、「親の借金を背負うことはない」と開き直る。中には限定相続といって、遺産がマイナスなら相続しないが、プラスなら相続するという人もいる。もちろん法律の範囲内のことなので非難するつもりはないが、「頑張って親の借金も返済しよう」と考える人の方が潔いとわたしは思えるが、いかがでしょうか。

 当然、奥氏はもう帰国されていることでしょうが、ニュースにも取り上げられた記憶がないし、ネットを調べても出てこない。中途半端で申し訳ありませんが、こんな事実があったのをご存知ない方が多いので、とりあえず取り上げてみました。
 書くにあたって、桜井紀雄氏(産経新聞ソウル支局記者)と大高未貴氏(ジャーナリスト)が、「正論」9月号に掲載された論文を、全面的に参考にさせていただきました。(おわり)
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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