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私のC型肝炎克服の顛末、治療薬の急速な開発に驚嘆

 今日は私がC型肝炎を克服した顛末を書いてみたいと思います。興味がない方も多いと思いますので、その場合はどうぞスルーしてください。

 およそ30年前に、私は東京・板橋区から埼玉・富士見市へ引っ越してきました。その数年後、何か体の不調を感じたのだと思います。近くのS内科医院へ行って受診したとき、医師から「念のため肝機能検査をしよう」と勧められました。
 検査の結果は非A非B型肝炎に罹患しているというのです。これがのちにC型肝炎と呼ばれるのでしょうが、その時はまだ「C型」という呼称はなかったようです。
感染した原因は定かではありませんが、小学生当時の予防注射が原因ではないかと言われた。学校で大勢の生徒を整列させ、看護婦がアルコールを含んだ脱脂綿で腕の注射をする箇所を次々拭き、そこへ校医が注射をしていく。もちろん注射器は使いまわし。この時感染した可能性が大だという。

 私はアルコール飲料が好きです。ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーとなんでも飲みますが、ビールなら500ミリリットル缶を3つ、日本酒なら3合といったところが適量でしょうか。だが、まずこの量で足りることがない、というのが正直なところでした。(寄る年波で、最近は弱くなりました)
 もちろん肝機能の数値は高いのです。AST(GOT)、ALT(GPT)は100前後、γ-GPTは100数十でした。医師も妻も「お酒をやめたほうがいい」というのです。
 時々血液検査をするのですが相変わらず数値が高い。ある時、徹底禁酒をして肝機能の数値を下げてみようと決意し、2ヵ月、1滴も飲まずに臨みました。ところが数値はAST、ALTともに80~90台、γ-GPTは100を超えていた。せっかくの努力が水泡に帰した。

 次にS医師はインターフェロン治療を勧めました。
 ところが当時の治療では、入院しなければならないし、治癒しない例が多い。しかも副作用が尋常ではない、さらに費用が莫大にかかるのです。当初、保険は適用されなかった。S医師は「このままだとやがて肝硬変になって、最後は肝がんになって死に至る」というのです。事実、肝がんの65%はC型肝炎が原因だ、と聞いたことがあります。
 妻は自営業でしたので、私が死んでも食うには困らないだろう。それを考えると肩も軽く感じられた。

 S医師に「余命はどれぐらいでしょう」と聞くと、「 5、6年ということはないと思うけど…」。その言葉もにわかに信じる気にはなれなかった。ただ、私の中で「ショック」は全く感じられなかったのです。
 ですから友人にも深刻な話などせず、相変わらず酒を楽しんでいたつもりです。「天命に従う」などという大げさなものではありません。俎上(そじょう)の鯉というか、俗な言葉で言うとジタバタだけはしたくなかった。

 この病気は、ホームドクター(というと聞こえがいいが町医者です)では対処できないことがあります。例えばCTやMRの撮影、etc. 。S医師の指示で時々、N大板橋病院へ通っていました。そこの担当医に、「ここまで来るのは遠いでしょう。川越にも三井病院といういい病院がありますよ」と言われた。
 帰ってさっそくS医師に三井病院への紹介状を書いてほしいと言うと、「俺はその病院知らないよ」と。「 C型肝炎っだということ、投与している薬を書いてくれたらそれでいい」と、無理やり書いてもらい病院へ行った。それまで治療法もなく、肝機能改善に効果がある(?)という錠剤を服用するだけでした。C型肝炎ウイルスに効くわけではありません。当時、この医師が処方していたのはU錠。やがて私は「どうせこんなの効かないんだから、T製薬のNにしてくれないか」と、今考えると生意気なことを言っておりました。

 ところが三井病院の担当医R先生からあるとき、「 C型ウイルスに効く薬が開発された。治療期間は24週(6ヵ月)。薬を飲むだけで、副作用もほとんどないそうですよ。しかも助成金が出る可能性がある。インターフェロン・フリーの薬です」という話。さっそく埼玉県A保健所を通して申請、助成金が認められました。
 24週間、錠剤を飲むだけで副作用らしいものは全くない。むしろ「これで効くのか?」と思うほどでした。

 結果、ウイルスは消滅。ただ担当医の話で、一時消えてもまた復活する例もあるから1年ほどの追跡調査が必要、と。この7月、約1年ぶりに採血して診察を受けましたが、「もうウイルスが出ることもないでしょう」という話でした。
 C型肝炎の治療薬は日進月歩、私の治療が終わったころにはすでに12週での治療薬も出ていました。今になるとホームドクターのS先生も、「インターフェロンやらなくてよかったね。先見の明があったのかな」と笑っていました。

 現在も相変わらず「休肝日」などなしで飲んでいます。時々検査する肝機能数値は驚く変化です。7月5日に三井病院で採血した結果を書いてみます。
 AST=24(基準値 8~38)
 ALT=13(同 4~44)
 γ-GPT=35(同 10~63)

 肝機能に最も影響を受ける検査項目と数値を書き出してみました。基準値の中にあれば正常ということです。決してアルコール肝炎ではなかった。誉められたことではないが、検査前日も普通に飲んでいるのですよ。しかし最近は飲酒量が極端に減ってきた。こうして歳とともに飲めなくなるのでしょうか。
 三井病院のR医師は日本肝臓学会認定の肝臓専門医だったと思います。いい医師に巡り合う、薬がよく効く。病と向き合うにはこれが大事なのでしょうね。
 冗長な話にお付き合いいただき、感謝します。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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