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北の揺さぶりにトランプ氏激怒? 金正恩氏慌てて韓国大統領に仲介依頼

 6月12日に開催予定だった米朝会談中止が24日、トランプ米大統領から北朝鮮に突如通告された。この日までの数日にわたる北朝鮮の高飛車な態度に業を煮やした大統領が、ついに「現時点で開催することは適当でない」と判断、中止を通告したものです。
 これまで北は、金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官名等で談話を発表。米朝首脳会談に向けた米国側の姿勢を批判したうえで、首脳会談を「改めて考慮せざるを得ない」と、中止の可能性まで示唆してきた。

 これは米韓合同演習に対する苛立ちと、お家芸の「瀬戸際外交」で米朝会談を少しでも有利に進めよう、という北朝鮮の揺さぶりだと見ていたが、百戦錬磨のトランプ氏相手では、その目論見は空振りに終わったということでしょう。
 金正恩委員長がこんな言動に走ったのは、中国の習近平主席との2回目の会談を行った後からです。1回目から日をおかず2回目の会談を行った。その直後から明らかに態度が高圧的になってきた。この点はトランプ大統領も気付いていたようだ。金正恩氏は「習主席が強い後ろ盾になってくれる」と、過剰な自信を持ったに違いない。

 金外務次官は「先核放棄、後補償」方式や、「完全かつ検証可能な非核化」を主張している人物としてボルトン米大統領補佐官を名指しで批判してきた。もちろん金正恩氏の指示だ。
 トランプ大統領が現時点での会談は適切ではないとし、「我々の核はとても大量で強力なため、使用されないことを神に祈る」とけん制した。経済制裁はさらに厳しさを増すに違いない。

 あわてた金委員長は、「歴史的に根深い朝米の敵対関係の改善に対する首脳対面が、どれほど切実に必要かをはっきり示している」と、明らかにトーンダウンし、米朝会談を切望する挙に出た。同時に、急きょ文在寅大統領に連絡して、26日に板門店の北朝鮮施設で南北首脳会談を持った。トランプ氏の「中止通告」からわずか2日目での首脳会談、いかに北朝鮮が慌てたかわかるというものです。
 極秘の電撃会談には青瓦台の広報を担当する国民疎通首席秘書官が、「私も突然の報告を受け、これ以上知っていることは何もない」と困惑してるという。

 会談の詳しい内容は明らかにされていないが、前回の会談で署名した「板門店宣言」の履行と、「米朝首脳会談の成功」について話し合ったとみられる。メインは米朝会談でしょう。どうやら文氏に強い協力を要請したらしい。結果、米朝会談は予定通り開催されることになりそうです。

 ところで北朝鮮は、ボルトン氏が提唱する「リビア方式」の解決策に強く反発してきた。どうやら金正恩委員長も金次官も、カダフィ大佐が核を放棄したから米軍の攻撃で殺されたと考えているようだが、これはとんでもない勘違いです。
 米側は「リビアモデルではない、トランプモデルだ」と答えている。これはトランプ氏が独自に打ち出すモデルだ、ということでしょう。いずれにしても、金委員長がまた醜態をさらしたことは間違いない。はたして身のほどをわきまえて行動する大事を学ぶことができたか。

 長くなりすぎますので、続きは次回に。