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鯉のぼりがそよぐ大正浪漫夢通り、川越の小川菊でブランチを

 一昨23日の月曜日。この日のブランチは、川越のうなぎ料理店・小川菊(おがぎく)でした。月曜は妻の休日です。どこかへ出かけて朝昼兼ねた食事をとることが多い、と以前このブログにも書きました。
 妻はここ1週間ばかり、以前患った脳出血の後遺症で体調が優れず休みがちでした。改めて休日ということもないのですが、体調も回復してきたので何か美味しいものを食べたい、ということだったのです。

 川越には歴史あるうなぎ屋が多数あります。うなぎ料理がさかんになったのは江戸時代。豚など肉類をとることを禁じられていた当時、周りに海がない土地で生活していた人たちのタンパク源となったのが入間川や荒川、多くの河岸でとれる鯉やどじょう、うなぎだったというのです。(この数行、小江戸川越観光協会のHPから借用)

 小川菊は1807(文化4)年の創業というから、210年の歴史があります。川越のうなぎ料理店の中では最も古い歴史がある老舗らしい。
 関東大震災の後、大正初期に建てられたという建物は木造3階建て。2013(平成24)年には、建物ごと持ち上げる工法で大掛かりな耐震改修工事が行われました。内装も大正時代の雰囲気を残しながら一新されたのです。

 これまでうなぎの話になると、いつも出てくるのが「小川菊」でした。川越では同じくらい話題にのぼる「いちのや」や「ぽんぽこ亭」には行ったことがあるのですが、小川菊は未体験でした。
 妻は仕事場のスタッフを誘ったり、友人の13回忌で利用するなど、何回かは行っているらしい。いつもうな重を土産に(ワンパターンです・笑)持って帰るので私も味は体験済み、一度は来てみたいと思っていました。

 この店は川越の大正浪漫夢通りにあります。そこかしこに旧きよき大正の風情が漂います。端午の節句が近いせいか、この日は鯉のぼりの大群が通りの頭上に揺れていました。
 11時の予約で10分ほど前に到着しましたが、何人かが店の軒先で名前を名簿に書き込んで開店を待っていました。
 前々日に妻がコース料理を予約しようと電話したとき、「稚魚が極端に不足しているので現在、コースは受けられない。とりあえず来店して注文を決めてください」ということだった。稚魚不足が価格の高騰だけではなく、材料不足となって切迫しているのです。

 まずビールとうざく(うなぎときゅうりの酢の物)、かぶと焼、骨せんを持ってきてもらった。うざくがなかなか美味い。骨せんもビールのあてに素晴らしい。しかし残念なのは、一品料理のメニューにうな肝がない。人数限定で、予約とか。
 ビールを楽しんでいると、ほどなくうな重がきた。甘すぎず、表面がパリッとした食感で中が柔らかい。焼き加減も絶妙でしたね。
 満足できるブランチでした。妻が「また来ようね」というので生返事をしていると、「いつにする」と切り込んできます。でもまた近々来てもいい、満足のいく味でした。

小川菊1
小川菊はうなぎ料理の激戦地・川越で、常に一二
を争う評判の店。建物は都市景観重要建築物に
指定されている

小川菊2
端午の節句に臨み、大正浪漫夢通りの頭上には無数の鯉のぼりがそよぐ

小川菊3