「日米同盟」か「独自核」か?  日本の防衛を本気で考える時ではないか

 今月11日のこのブログに、“北朝鮮は在韓米軍を撤退させた後、武力で朝鮮統一を目指すのではないか”と書きました。それでは日本に対してはどのような対策を講じるのだろうか。
 韓国に対する意識と同じく、北朝鮮は「日本は米軍さえいなければ意のままになる」と考えているのではないか。その実現のために、日米同盟を断絶することに力を注ぐと私は考えています。

 米大陸の主要都市に到達する核搭載ICBM(大陸間弾道ミサイル)が完成した時には、おそらく北朝鮮は米朝2ヵ国の対話に持ち込もうとするのでしょう。提示する条件は、米軍の韓国と日本からの撤収だと考えます。
 韓国から米軍がいなくなれば、早かれ遅かれ、北は朝鮮統一に動くのではないか。日本から撤収すると北は日本を恫喝の対象にしてくるに違いない。金正恩は「核さえ持っていれば」と、まさに核兵器依存症を患っているかのように感じられます。

 北朝鮮のICBMがアメリカを攻撃できるとなれば、米軍がいない日本を攻撃しても、アメリカが攻撃してくることはないだろう、というのが北の考え方です。いつも言うことですが、北朝鮮と開戦するとなると、米は連邦議会の承認を得なければならない。果たして議会が、北の報復攻撃を承知のうえで、日本の防衛のために血を流すことを納得するでしょうか。

 石原慎太郎元運輸大臣が、どこかの雑誌か単行本に「一朝有事にアメリカがわが身の犠牲をいとわず、日本の防衛に戦うか。かつて駐日大使を務めたマンスフィールドに直接聞いた。彼の返事は〈NO〉だった」(趣旨)と紹介したのを読んだ記憶があります。
 例えば尖閣諸島についても、「日米安保の適用範囲」と明確に述べたのは、私の記憶ではオバマ大統領が初めてではなかったか。

 日本が将来とも独自の核兵器を持たないのなら、それに対する〈保険〉を考えなければいけない。この考えは当然でしょう。
 「平和憲法9条があれば安泰」などという子供じみた妄想というか、反日分子に焚きつけられたメルヘンを語っている時期ではないのです。第2次大戦時に日本と3国同盟を締結したドイツ、イタリアはどうしているか、その実態を見ましょう。

 北大西洋条約機構(NATO)という組織があります。共産主義勢力に対抗する目的で、アメリカ・カナダ、および西ヨーロッパ諸国が結成した集団安全保障機構です。ここに加盟している1ヵ国に対してでもどこかが攻撃した場合は、NATO加盟国全体への攻撃として共同で対処する。
 個々の国家は核兵器を保有していないが、NATOが核兵器を行使する際、独自の核兵器をもたない加盟国が計画に参加すること、および、特に、加盟国が自国内において核兵器を使用するために自国の軍隊を提供することが含まれている。

 これはNS(ニュークリア・シェアリング)方式といって、NATOの3ヵ国(米、英、仏)の核保有国の中でも、アメリカだけが核兵器を提供でき、核兵器はアメリカの監視下に置かれているという。
 NSの参加国は、核兵器に関する政策に対して決定力をもち、核兵器搭載可能な軍用機などの技術・装備を保持し、核兵器を自国領土内に備蓄することもある。
 もちろんこの中には、ドイツ・イタリアも含まれている。彼らは厳重な核の傘の下に保護されているということです。その代り、彼らはその責務も果たさなければならないことは言うまでもありません。

 リベラルを自認する連中は、何かあると「日本はアメリカの核の傘に頼っている」というが、平和憲法を持っていると安穏を保てるなら、尖閣海域へ連日領海侵犯してくる中国公船は何か。中国の日本領空侵犯をどう考えるのでしょうか。
 かつての日独伊3国同盟の独伊両国は、NATOに加盟しNS方式の核の傘に守られている。この現実を考えてください。平和憲法で、などという言葉がいかに空虚かわかるというものです。

 それでは核を持たない日本の防衛はどうすればいいか。日米同盟をさらに強固にする以外に方法がありますか。それ以外にあるとすれば「独自核」を持つということです。よくよく考えていただきたい問題です。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

リンク
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
訪問者数カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR