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資源保護などどこ吹く風! サンマ漁獲枠新設に中韓露が反対

 中国と韓国、この2ヵ国は根底でつながっていると思います。中国は自国を「大中華」、すなわち世界というより宇宙の中心と考えている。韓国は「小中華」を自称して中国にすり寄っておれば、常にナンバー2でいることができると信じてきた。いつも言うことですが、これが事大主義国家・韓国なのです。
 事大(じだい)とは、小が大に事(つか)えること。支配的勢力や風潮に迎合し、自己保身を図る考えを事大主義といいます。

 これは、日本人の中では決して褒められるものではない。相手が強いと思えばへつらい、弱ければ脅しにかかる。我々の常識からいえば、それを「卑怯」といいます。しかし韓国人にはそんな意識は微塵もない。
 利用できることは利用し、自分が優位に立てればいいという考えです。ですから事大主義は、国家としても外交政策の方針として採用しているのです。

 中華思想とは本来地理的なものだといいます。中原(ちゅうげん=黄河流域・華北平原)を制するものが中国を制し、中国を制するものが世界を制する、という単純な考えらしい。朝鮮の儒者たちは、朝鮮は中国と文化的同質性をもった小中華と自負し、他を夷狄(いてき)視した思想。中国とそれに付随する朝鮮以外を、おしなべて野蛮国としたのです。
 この中国、韓国という国は、「自分らが中心だ」という奢りからでしょうか、政策にも個人の行動にも、「将来のことより、現在の自分さえよければいい」という考えです。

 日本は長年の海洋国家なので、漁業資源を守るために漁獲高に制限をかける、幼魚はリリースするなどの方針をとっている。これは日本各地で自然発生的に起こって来たものではないか。例えば奄美の海などでも、古来から追い込み漁といって必要な魚だけを取る方法がある。

 だが中韓両国には全くそんな意識はないのです。大きな船で底引き網漁を行い、根こそぎ持って行ってしまう。海底生物を無差別に漁獲するため、小規模な漁業との調整や資源保護上の問題が多い。
 結果、中国の沿岸では14億人の胃袋を満たすため、乱獲に歯止めがかからず魚が取れなくなっている。そのため外洋に出なければならないのが最近の実情なのです。

 8ヵ国・地域が参加し、札幌市で開かれていた北太平洋漁業委員会の会合が15日に閉幕しました。日本が提案したサンマの漁獲枠新設には中国、韓国、ロシアが反対して合意できず、来年の会合での実現も困難とみられる。
 最近の彼らは大船団で、サンマが日本の漁業水域へ到達する以前に一網打尽に捕獲するのです。今秋の漁期も乱獲に歯止めがかからなかったわけですから、日本の漁獲高は激減するでしょうし、国内漁業者や消費者への甚大な影響が懸念されています。

 大気汚染を見てもその身勝手さが分かります。
 何年も前、首都の北京がPM 2.5という凄まじい大気汚染に悩まされて(もちろん現在も)いたのを見かねて、煤煙から有害物質を取り除く技術が発達している日本が協力を持ち掛けたが中国が無視した件があった。
 ところがケントギルバート氏の著書、「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社+α新書)に次のような文章があった。

 「中国の大気汚染が問題になったとき、ある国際会議で中国政府は、(中略)日本に、その技術力や資金援助を求めてきたのです。
 その会議の席上、中国政府の代表は、
 『もし日本がその費用を出さなければ、中国は排煙を出して(ママ)きた煙突の高さをこれまでの50メートルから100メートルに変える。そうなれば、日本に届く汚染された大気は、これまでの2倍になる』
 と脅しをかけてきたのです」

 どうです、呆れる外にないでしょう。バックの核兵器をちらつかせながら、この厚顔ぶりでアジア外交を席巻しようとしている。日本なら当然、外国へ及ぼした迷惑を謝罪し、その収束に誠心誠意取り組むでしょう。民族の〈デキ〉が違うからやむを得ないのか。これじゃ、北朝鮮の核実験やICBMの開発を非難できないでしょう。
 
 しかしそう言ってあきらめていい問題ではない。日本人も中韓の遣り口を熟知しなければいけないし、彼らの非礼はしっかり譴責しなければいけない。日本がしっかり言い分を通せば、世界の大多数の人たちは理解してくれると思う。沈黙は相手の言い分を認めたことになるのです。