前川前次官の反乱? 記者会見は政権への意趣返しか?

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計(かけ)学園が、国家戦略特区を利用して獣医学部を新設する計画をめぐり、文部科学省内に“ある文書”が「実在した」「存在が確認できなかった」などさまざまな発言が出回っています。
 皆さんよくご存知だと思いますが、これは文科省が内閣府から、「総理のご意向」として、獣医学部の早期開学を促されたことが記されている文書、ということです。

 問題は、「特区認定に首相の意向が影響したか否か」ということです。そこに文科省が文書の「存在は確認できなかった」と報告し、それに対して同省前事務次官の前川喜平氏が、「あったことを、なかったことにはできない」と、記者会見で大見得を切ったのです。
 報道陣の前に姿を現し、堂々と主張する前川氏に「正義の告発者」のレッテルを張り、政府攻撃の材料にしたい野党の魂胆がミエミエですが、裏にあるきな臭い事情が透けて見えるのです。

 産経新聞は「政権へ意趣返しの見方」との記事を掲載していました。
 後述しますが、前川氏は昨秋、「出会い系バー」への頻繁な出入りについて官房副長官の杉田和弘氏から注意を受けた。さらに今年1月には、文科省の組織的天下り問題で引責辞任。こうした経緯から、告発は義憤からではなく政権への意趣返しではないか、との見方があるという。

 同紙は次のようにも伝えています。
 文書の出どころについて、複数の政府関係者は半ば公然と「(文書を)外部に流しているのは前川だろう」と触れ回った。さらに22日、読売新聞が「出会い系バー」について報道。関係者は「政府サイドがメディアを使って人格攻撃を仕掛けてきたと危機感を覚え、実名での告発に踏み切ったのではないか、と。

 菅義偉官房長官は、前川氏が文科省の天下り問題の責任者として今年1月に辞任した件に関し、「地位に恋々としがみつき、なかなか辞任しなかった」(趣意)と指摘し、文書に関しても「自身が責任者の時にそういう事実があったら、(その時)堂々と言うべきではなかったか」と批判した。(毎日新聞5.26)
 さらに「天下りの調査に対し問題を隠蔽した文科省の事務方の責任者で、(前川)本人も再就職のあっせんに直接関与していた」と指摘したうえで、「当初は責任者として自ら辞める意向を全く示さず、その後に世論からの極めて厳しい批判などにさらされ、最終的に辞任された方だ」と語った。

 前川氏は「行政がゆがめられた」とも発言しているが、それならばどうしてそのとき言わなかったのか。「あったことを、なかったことにはできない」というのが本心なら、文科省の事務方トップにいた現役のときに立ち上がるべきではなかったか。今ごろ言い出すのは「証文の出し遅れ」と言われても反論できまい。自分の都合に合わせて温存していたのか? それとも文書はフェイクなのか??(つづく)
前川喜平
前川喜平前文科省事務次官
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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