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今日から日露首脳会談、「2島先行返還」論も条件付きなら…

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談が、今日(15日)と明日の両日開催されます(明日は東京へ向かう)。日本国民としては当然、北方領土問題の進展を期待しています。首相も「戦後70年経って、いまだに平和条約が締結されていないのは異常だ」「領土問題にも一歩でも近づけたい」(趣意)と決意を述べていること、地元・長門市で開催する意気込みなどを考えるとき、期待は大きく膨らんできます。

 日本では経済協力・平和条約より、むしろ北方領土問題の何らかの手がかりを得ることへの期待が大きいでしょう。もちろん私の気持ちも同様です。
 しかし来日を前にプーチン氏は、「ロシアには領土問題は全くない。あると思っているのは日本だけだ」と述べ始めてもいる。これは11月頃からでしょうか。それ以前の対日「論調」とは大きく変わってきたように感じるのです。

 平和条約締結や(北方領土での)共同経済活動だけを、領土問題と切り離して先行させるなら、よくよく相手の本音を見極めなければならないでしょう。日露共同の北方領土開発に参加する日本の企業が、ロシアの法律の下で経済活動するとなれば、北方4島がロシアの主権下にあると、暗黙のうちに「認めた」ことになる。そうなると、またむつかしい問題が出てきます。そのうえ、中国はじめロシアで共同開発をしている他国の企業も多い。そちらとの兼ね合いはどうなるか。

 11月にトランプ氏が米次期大統領(来年1月20日)に決まりました。それまでは、クリミヤ半島併合で欧米から経済制裁を受けているロシアとしては、日本の経済協力が必要だったのはもちろんですが、欧米に対する道をつなぐためにも、日本の協力が欠かせなかった。しかし親ロシアのトランプ氏が大統領に決まった以上、日本に対して強気に出ることを躊躇わなくなったのだ、という見方もあります。

 安倍首相のめざすところはわかりません。しかし私は思うのです。これまでも「2島先行返還」の議論が出ては消えていきました。「4島一括返還」論が主流です。しかし2島返還で「解決」というのではなく、まず2島を返還させ、国後・択捉については引き続き協議する、ということなら大いに「アリ」ではないでしょうか。しかし北方領土にミサイル基地まで設置したロシアですよ。易々と事が運ぶか…。
 
 戦後70年経って全く解決できない問題です。今できなければ、またすぐ20年や30年は過ぎてしまうでしょう。この機を逃さず領土問題を大きく進めてもらいたい。安倍首相の「交渉力」に期待します。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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