オバマ氏、米大統領として初めて広島平和記念公園を訪問し献花

 オバマ米大統領は27日、主要7ヵ国首脳会議(伊勢志摩サミット)の閉幕後、広島市の平和記念公園を訪問し、安倍晋三首相とともに原爆慰霊碑に献花した。71年前にアメリカが広島・長崎に原爆を投下して以来、現職の米大統領が被爆地を訪れたのは初めてです。
 オバマ氏の広島訪問は当初、予定には入っていなかった。日本政府の働きかけや、ケリー米国務長官の訪問とサジェスチョンなどで実現したと思える。

 大統領広島訪問の話題が出始めたころ、原爆投下の謝罪を求める声も日本国内にかなりあった。しかし岸田文雄外相は、「謝罪を求めない」と明言していた。現時点においては最も良い選択肢だったと私は思う。
 原爆投下を「戦争の早期終結には最良の手段だった」と、肯定するアメリカ国民の声がいまだに多い。「今謝罪を持ち出すと、すべてをぶち壊すことになりかねない」と私はブログにも書きました。米大統領が原爆慰霊碑で献花を行うだけでも、偉大な前進だと考えるべきでしょう。

 オバマ氏の広島訪問は、米国東海岸時間では午前4時半という早朝にもかかわらず、CNNテレビはその演説を生中継で放送。ホワイトハウスもストリーミング方式で実況中継した。
 米国内ではすぐさま「賞賛と不満」が渦巻いた。メディアではニューヨーク・タイムズ紙は第2次大戦の敵対関係を乗り越えたことを強調するなど好意的に扱ったらしい。
 一方、「ブッシュ(息子)政権で国連大使を努め、タカ派で知られるジョン・ボルトン氏はニューヨーク・ポスト紙で『恥ずべき謝罪の旅』と強く批判。右派系のフォックスニューステレビも、出演した解説者が『謝罪という言葉こそ使っていないが、これは謝罪に当たる』との認識を示した」(毎日新聞 5.28 夕刊)と。

 日本がもし謝罪を求めていたら、この訪問は絶対に実現しなかった。米国民の反対がいちばんの理由だが、米軍人に対する配慮もある。大統領は米軍の「最高司令官(Commander in Chief)」としての指揮権を持つ。
 宣戦布告は米議会の権限だが、議会による宣戦布告の決定を悠長に待っていては、敵国から先制攻撃を受けてしまう危険性がある。そこで大統領の指揮権を根拠に、宣戦布告なしで戦争を開始できることが慣例となっているらしい(ウィキペディア)。
 米軍の保有する核兵器の使用権限も大統領が保持し、大統領が命令を発することで初めて核兵器の使用が許可される。この巨大な権限を有する大統領が「謝罪する」ということは、全兵士の士気に対する影響を配慮しなければならないということです。

 ただ今回の一歩が、将来の大きな前進に続くことは間違いない。それとともに、無辜の国民を殺戮する無差別空襲は核兵器であろうと通常兵器であろうと、「国際法違反」であることを私たちは忘れてはいけないのです。これは謝罪の可否とは別問題です。人類の尊厳の問題であるとともに、遵守すべき国際法だということを忘れないでほしい。(つづく)

オバマ 広島の演説
広島市の平和記念公園でスピーチ
をするオバマ大統領
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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