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難民受け入れを独断で決め、破滅的状況を招いたメルケル

 ドイツのメルケルはヨーロッパの他の国が難民受け入れに消極的だと非難し、「我が国が受け入れる」と決断した。しかしその影響はあまりに悲惨だった。昨年9月だけで約20万人の移民がドイツに入国し、2015年の総数はミュンヘンの人口に相当する150万人になったとの推計もある。移民の流入は住宅問題に苦心する地方自治体を圧迫し、国の医療や教育の制度へのしわ寄せを懸念する声も広まった。
 当然ですよ。大量の難民受け入れは、彼女の「英断」でも何でもない。単に1、2か月後に起きることが分からなかっただけの話だ。どれだけ国の、地方自治体の財政を圧迫するか。それだけではない。おそらく治安にも悪影響を及ぼすに違いない。

 ドイツは苦悩を深めている。ある調査では、国民の約51%が移民の流入を不安視している。メルケル氏の評価も、11年のユーロ危機以降で最低の水準まで落ち込んだ。同氏が率いるキリスト教民主同盟からも、同氏の手法が「国の破滅的状況を招いている」と非難する声が上がった。
 それにつけてもUNHCRは「難民を受け入れよ」というだけで、いったいどんな策を講じているのか。国連は何もできないのか。私はその存在価値に疑問を抱きます。
 国際司法裁判所を見てください。戦後のどさくさに紛れて、韓国が一方的に略奪した竹島問題さえ解決できない。当事国同士が合意しないと提訴できない決まりらしいのです。韓国は一貫して提訴を拒否してきました。だから国際司法裁判所の判断にはなじまない、ということですか。こんな機関がのさばって何の意味があるのでしょうか。

 国連に安保理がありますね。ここでは「五大国の拒否権」が行使される。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国のどこか1ヵ国が、「NO」といえば物事が決まらない。これらの国が、国連を自国の利益に利用したらどうなるか。冷戦時代には米ソが互いに拒否権を行使したために、安全保障理事会の機能がたびたびマヒしてしまった。
 これまで(2008年現在)ロシア(ソ連時代を含む)は127回、アメリカも83回拒否権を発動しているという。こんな拒否権なんか廃止しなければいけないと私は思う。
しかし日本でも、政治家や省庁、各団体は既得権を手放そうとはしない。これら5ヵ国も、拒否権を手放すことには必ず反対するでしょう。

 しかもこれらの国は核兵器を持っている。他の国に持ってはいけないといっても説得力はゼロ、当然ですよ。だからインド、パキスタン、北朝鮮は核兵器を開発(公表済み)、イスラエル、イランも間違いなく持っているとみられる。他にも核保有疑惑の国は多数あります。しかも中国は北朝鮮を、アメリカはイスラエルを擁護している。これを見ても拒否権など剥奪しなければいけない。
 北朝鮮は6日、水爆実験が成功したと喜々として報道している。中国はこの実験には反対している。しかし、遠藤誉筑波大学名誉教授によると、中国には「唇が滅びると歯が寒い」という諺があるらしい。北朝鮮が滅びて中国の唇の部分に、仮に米軍が駐留する不利益を考えると、切るに切れないのではないか、と。
 しかし国連安保理は北朝鮮をどうするのか。インド、パキスタンをどうするのか。これでは無法者のやりたい放題ではないか。国連の組織改革を真剣に考えなければいけないと私は思います。