米基地で自衛隊と海兵隊が共同訓練、守る気概を失えば国は滅びる

(前回のつづき)
日本人のなかにも 「国連憲章の敵国条項が危険だ。日本がこんな法案を通 したら、中国はそれを適用する恐れがある」 という者もいる。しかし、はたしてそんなことが可能か。国連憲章には敵国条項が残っているのは事実です。日本も(公式にではないだろうが)この条項の撤廃を言いだしたことがあったらしいが、国連関係者も 「すでに死文化 (形骸化) している」 とあんまり興味を示さなかったという。
「敵国条項」 とは 「連合国の敵国」 だった国が、戦争により確定した事項に反したり、侵略政策を再現する行動等を起こしたりした場合、国連加盟国等は安保理の許可がなくとも、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止できない」 というものです。
この条項を無視するのは危険だ。しかし中国がこれを前面に押 し出して日本を攻めることができるのか。そしてそれを恐れ、隣国の顔色をうかがうようでは情けないではないか。堂々と、大国としての外交を展開してもらいたいのだ。

野党にしてもメディアにしても、今回の安保法案に対して 「これまで戦争に巻き込まれて死んだ自衛官は1人もいない」 「自衛官に死者が出たらどうするのか」 と、愚にもつかないことを言って、いたずらに不安を煽ろうとしている。卑劣極まりない。警察官でも消防官でも、国民を守ろうとする職務に危険がゼロということはありえないだろう。自衛官ならそんなことは百も承知 している。どうしてわかりきった問題をことさら言い募り、彼らの家族や国民の不安をかき立てるのか。

いいですか、よく考えてもらいたい。自分の国を自分で守ることを忘れた国は滅びるのです。古代ローマ帝国を見てください。富は豊富で栄華を極めていた。やがて自ら国を護る気概を失い、つ いに傭兵に任せてしまった。その結果、国家の滅亡につながったのです。(西ローマ帝国が典型例です)
反対にスイスを見てみましょう。ドイツのアウトバーンがいつでも滑走路に使用できるように直線路が多いことは世界に有名です。いわゆる軍用代替(だいたい)滑走路ですね。航空機の発着を想定して、舗装の厚みも75cm と、アメリカの高速道路の2倍に造られている。
実はスイスも同 じです。高速道路は直線路を多く設け、有事には中央分離帯をすぐに撤去でき、戦闘機の滑走路になる。日本の高速道路がドライバーの眠気覚ましのために、クロソイド曲線という緩やかなカーヴを描 いているのとは大違いです。しかも彼らは国民皆兵です。敵が侵攻して占領されそうなときは、都市を破壊し橋梁を爆破、敵に利用されないようにと教育されている。しかも 「永世中立国」 を標榜する以上、どの国とも軍事同盟を結べない。中立ではなくなるからです。いつも言いますが、スイスは軍事大国なのですよ。

日本のお父さん、お母さん。息子さんに 「国のために尽くして来い」 とは言えませんか。お父さん、こんなことは百に一つもありませんが、「何かあったら私たちも戦う、心おきなく職務を果たせ」 と励ますことはできないのですか。
最終的には、自分の国は自分で守らなければ、いったい誰が守ってくれますか。国民は平和ボケしています。民主党などは悪意をもって、平和ボケを煽っている。もう一度、自国の立ち位地を見つめてみようではありませんか。

21日付の毎日新聞に、以下のような記事が出ていた。
「沖合からホーバークラフト2隻が近づ いてくる。勢いよく砂浜に乗り上げ、中からトラックと、小銃などを手にする迷彩服姿の約30人が降りてきた。
2隻は海上自衛隊のエアクッション型揚陸艇 『LCAC(エルキャック)』。 敵の占領する離島奪還を目指 し前線に物資を補給する後方支援作戦が開始された。
太陽が照りつける北米大陸西海岸、カリフォルニア州の米海兵隊基地キャンプ・ペンデルトンで8月31日~9月9日、陸海空3自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練が行われた。通称 『ドーン・ブリッツ』(夜明けの電撃戦)。自衛隊約1100人、米軍約 3000人が参加する大規模訓練だ」

いうまでもなく尖閣諸島が中国に奪われたとき、その奪還が日米共同作戦になることを予測 してのもの。日本の本気度を中国に示す狙いがあるという。これまでの安保法制では日本が有事に至っていないとき、もし日本と共同して警戒に当たっているアメリカ軍を中国が攻撃しても、日本は米艦船を護ることができなかった。いわゆる「グレーゾーン事態」です。
こんなことではアメリカが本気で日本を護ってくれるはずがない。しかも中国公船による尖閣周辺領海の侵犯は常態化している。漁船を装った武装公船が尖閣上陸を企てる恐れも現実化しているらしい。あまりに常態化しているため、新聞ではほとんど報道しないだけだ。

しかし今回の安保関連法案で、グレーゾーン事態の日米協力も解決できた。「たとえ支持率が下がっても、やるべきことはやらなければいけない」 との安倍首相の決断に、私は満腔の敬意を払うものです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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