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御嶽山噴火に見る噴石の恐怖、「退避壕」設置をもっと進めてはどうか

御嶽山の噴火による死者は47人(10月3日現在)に達したという。まことに痛ましい限りです。自衛隊や地元警 察、消 防隊の皆さんが危険も顧みず、救助活動に全力を尽くされていることに心から敬意を表します。

日本は世界有数の火山国です。本格的な登山だけではありません、観光地となっているところも多い。今後、外国人観光客も増えることでしょう。どの自治体が、どこまでの規模でなど、大変難しい問題があろうかと思われますが、被害を最小限にとどめる方策を考えられないものでしょうか。

今回の死者は、ほとんどが噴石の直撃によるものだということです。爆発によって、火口付近の小石から直径数十センチ、あるいは1メートルを超えるものが時速数百キロで人体を直撃する。テレビ報道では、軽トラック大の噴石も飛んでいたというではありませんか。死亡が確認 された47人のうち、実に46人が噴石の直撃を受けた 「損傷死」 だったという。

テレビを見ていても解説者によってまちまちですが、噴石の飛来速度を遅く見積もる人でも3百数十キロ、人によっては 「7百キロに達していただろう」 という。これは拳銃の弾丸発射速度のおよそ半分に相当する。これが噴煙で全く見えない闇の中から飛んでくるのです。その恐怖たるや考えも及ばないでしょう。

山小屋などは噴石の直撃を受け、窓ガラスはいうにおよばず屋根も壁も破壊されている。しかも山小屋へたどり着くまでには時間がかかり過ぎ、多くの登山者には間に合わなかったと推定される。火口付近にコンクリートの退避壕(シェルター)状のものを構築できないのでしょうか。

ところが調べたところ、阿蘇山(熊本)や浅間山(長野)などにはシェルターがあるというではありませんか。鹿児島県桜島にもシェルターが32ヵ所設置してあるという。これらを建設するとなるとその費用、あとあとのメンテナンス。それを県が負担するのか、市町村か。国の助成はどうなるかなど課題も多いでしょう。
「景観」 がそこなわれるということもあり得るでしょう。しかし危険でありながらそういう対策が取れないとなると、入山禁止あるいは規制なども考えなければならないのではないか。

「山」 という実感がない観光地も あるのですよ。例えば箱根の大涌谷(おおわくだに)。箱根山の噴火警戒レベルは1だというが、油 断はできない。事実、ここ200年以上箱根で噴火は起きていない、また火山ガスによる最後の死亡事故からも80年を過ぎている。
しかし火山ガス(有害ガス)の噴出地域なのです。駐車場には注意を促す大標識も立てられています。レベル1といっても安心はできない。御嶽山がレベル1だったのです。

それともうひとつ、たいへん気になったこと。救助に当たる皆さんは、場合によっては二次災害に巻き込まれることも あるのです。死と隣り合わせの危険な仕事です。
わが子が山から帰らない不安とイライラは分かります。しかしテレビの取材に、「情報がまるで入ってこない。どういうことだ」 と怒りをぶつけている家族の声を聞いて、日本人として恥ずかしかった。

登山者は、救助に当たってくれている方たちに、安全を担保してもらって山へ行ったのではない。ひと言でいえば勝手に登ったのでしょう。それを事故に遭ったからといって、救援に当たる方たちに非難がましい発言をしては世間の顰蹙を買うだけですよ。
こういう問題は、なにがあっても最終的には 「自己責任」 だ、と改めて心に刻むべきです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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