埴生の宿の改修工事、「終の棲家」を少しでも快適に?

わが埴生の宿(みすぼらしい小さな家)は中古で購入したものですが、当時の私ではこの程度の物件しか買えなかったということです。それもローンでした。昭和の終わりでまだバブルの余韻が残り、ローンの利率も高くなかなか大変でした。いまは妻と2人暮らしですが、これが私の終の棲家になるのでしょう。

登記簿では鉄筋コンクリート3階建になっていますが、1階は車庫で天井も低く、居住は2階と3階です。しかし実際に住んでみると、気にかかるところが結構あるのです。
いちばん気になったのが、屋上に設置していた電気温水器。貯湯タンクは400リットルほどのものでしたから、お湯だけで約400キロ。ステンレス製の温水器本体を含めると、おそらく重量は700~800キロほどになるのではないかと思っていました。

大きな地震のとき、もし屋上から落ちて人や人家を直撃したら大変な事故になる。
数年経って新しい温水器に入れ替えました。屋上のものを撤去し、新しいものを庭に設置したので、とりあえず地震の時の心配はなくなったわけです。いまは温水器も安価ですが、当時はたいへん高価だった記憶があります。

そのほかにも鉄筋コンクリートの家は、いろいろ問題点があります。冬になると結露が気になります。また昔のコンクリート造りは、見た目をよくするため、さまざまなものを壁の中に隠す施工をしていたのです。
水道管も壁に埋めています。途中で水漏れをしても、壁を破壊してみなければわからない。電気・電話なども壁の中にパイプをとおし、その中を這わせている。

困ったのが冷暖房の問題でした。当時流行っていた、セントラルヒーティングだったのです。スイッチを入れるとすべての部屋に冷暖房が入ります。特定の部屋だけというわけにはいかない。使ってみると、電気代が「べらぼう」なのです。
さっそく1階・2階の部屋に1台ずつエアコンを設置し、セントラルヒーティングの使用をやめました。ふだん人がいない部屋には、必要なときのため、移動式のエアコンを用意しました。暖房は灯油ファンヒーターを使いました。

最後の問題だったのが、壁に取り付けられたエアコンの送風機でした。1トンほどもあったのでしょうか、ここから各部屋にダクトで送風されていた。そのまま放置していたのですが、どうやら過去の地震のとき重い送風機が揺さぶられ、取り付けたコンクリート部分にわずかなひびが入っていたのでしょう。
頑丈すぎるほどの造りなので建物の強度には全く問題ないのですが、ひびの隙間から雨水が入り、鉄筋が腐食して膨張したため、隙間が広がってきたようです。妻があんまり気にするので、撤去することにしました。

古い機械ですからフロンガスを抜き、本体を運び出し、そのあと壁をコンクリートで補修して塗装。けっこう大工事になってしまいましたが、やっと終了しました。私的なつまらない報告です。
ここへ引越してきたときは大変な田舎だと思いました。でも池袋から最寄り駅まで急行で25分程度。緑もそこそこあって、終の棲家としては「まあまあ」だと今は思っています。

こういう話になると思いだすのが次の辞世の句です。

  露とおち 露と消えぬる わが身かな 浪速のことは 夢のまた夢 (豊臣秀吉)
  あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし (大石内蔵助)

秀吉の言葉には思うに任せぬことへの多少の無念さが感じられますが、いずれにしても「事」を成しとげて去っていった人たち。うらやましい限りです。
それに引きかえわが身は、などというと「老いの繰り言」になってしまいます。タイトルと少しずれた、首尾一貫しない、なんともしまらない話になりましたが、今日はこれで失礼します。


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自宅の庭側に取り付けられていたセントラルヒーティング
の送風機

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取り外してすっきりしました

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埴生の宿の正面です
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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