中国軍の過激行動も政府高官の発言も、彼らは日本の反応を探っているのだ

中国はご存知のように、中国共産党一党独裁の国家です。言論はすべて統制されています。例えば民主化を求める国民を投獄するなど、胡錦濤の当時も確かに弾圧はありました。しかし習近平が主席になってから、ゆるやかに体制 内改革を目指す連中にも容赦ない弾圧を加えているようです。外国人も簡単に逮捕する。

中国においては、政府(中国共産党)の意に反することは絶対に許さないということです。ということは、政府高官・要人が発言したことは、すべて中国政府の意志だと考えて間違いありません。その上で次の文章をお読みください。
2005年7月6日には、朱成虎少将が 「米国政府が台湾海峡での武力紛争に介入した場合、核攻撃も辞さない」 と海外メディア記者会見において発言した内容です。( 引用部分は「シスVSエイリアン」 のサイトから)

(朱成虎発言、2005年7月6日 海外メディア記者会見で)

我々 (中国) は核兵器の先制攻撃により中国以外の人口を減らすと共に自民族を温存させる事に力を注ぐべきで、この核戦争後に百年余りの屈辱に満ちた歴史を清算し未来永劫この地球を支配するようになるだろう。

世界人口の総数はすでに地球資源と生態環境の許容能力を超えており、これを解決するために戦争、疫病或いは飢饉などの手段を用いて大量に人口を消滅させ、人類を引き続き生存させるべきである。

中国政府は全力で核兵器の開発に取り組んでおり、十年以内には地球上の半数以上の人口を消滅させるだけの核兵器を装備することが可能である。

中国は西安以東の全都市が焦土とする事を覚悟している。米国も数百の都市が破壊されることを覚悟しなければならない。


この朱成虎発言に対してアメリカ国家安全保障会議報道官ショーン・マコーマックは、「朱成虎発言は極めて無責任で、中国政府の立場を代表しないことを希望する。非常に遺憾」 と非難し、アメリカ下院議会は発言撤回と朱成虎少将の罷免を求める決議を採決した。

アメリカとしては「中国政府の立場を代表しないことを希望する」 としか言えないのかもしれませんが、実態はこの挑発的発言で中国政府が 「アメリカがどう出るか」 を探っていることは間違いない。もしことが大きくなってきたら、中国は 「軍部の一部に行きすぎた発言があったが、政府の与り知らぬこと」 とかわすでしょう。最悪、発言者を 「形だけ」 罷免すれば、ことは治まると踏んでいる。

昨年1月、東シナ海で中国海軍のフリゲート艦が自衛隊護衛艦 「ゆうだち」 に、火器管制レーダーを照射した事件がありました。拳銃でいえば撃鉄を起こして引き金に指をかけたということです。安倍晋三首相は厳しく抗議した。
その後、アメリカ当局などの非難声明を見て、中国は 「日本は虚偽の状況報告をした」「無責任な言論で、中国脅威論を宣伝している」 と逆切れした口撃を始めてきた。

中国は1歩目を踏みこむことができたとなると、2歩目も3歩目も踏みこんでくる。民主党政権ならば、国民の手前 「遺憾の意を表明する」 という程度で終わっていただろう。そうなれば中国の思うつぼなのだ。次はさらに踏み込んでくる。

中国のやり口を知っている台湾高等政策研究協会執行長官・楊念祖は、「朱成虎発言はアメリカと日本に向けられたもので、中国政府は米日両国の反応を試している」 と分析しているという。
こういうときに徹底して抗議しなければ、いずれフィリピンやべトナムのように、中国の違法侵攻に臍(ほぞ)を噛むことになってしまうのです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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