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勝って驕らぬ白鵬は大横綱の風格、角界復帰の蒼国来にも期待

大相撲名古屋場所はまたまた白鵬の優勝だった。このところ(若貴以降でしょうか)、日本人横綱が誕生しない歯がゆさはもちろんあります。しかし白鵬の日頃の精進、勝って驕らない姿勢には相撲道というか、日本の武士道に通じるものを感じさせられます。歴代3位、26回優勝というのは特筆される成績でしょう。

稀勢(きせ)の里に日本人横綱の期待がかかりがちですが、まだまだでしょうね。横綱を倒して存在感を示したかと思うと、下位に簡単に取りこぼす。実力が安定していないのでしょう。白鵬に肉薄する日本人力士は、まだまだ出てこないのでしょうか。

それと、力士といえども私はエンターテイナーだと思うのですね。昔、吉葉山という肌のきれいなあんこ型の横綱がいました。土俵に上がっただけで美しい一幅の相撲絵です。稀勢の里は何ですかあの仏頂面、「心・技・体」といいますが、その「心」が顔に顕れているのかもしれませんが、テレビで自分のしぐさを見ることができるのだから、もう少し考えたらと思いますよ。


またこの場所、私がもう一つ興味を持ったのは、2年余を経て角界復帰した蒼国来(そうこくらい)です。2年あまり前、八百長問題を疑われ相撲協会を解雇されたが、日本相撲協会に力士としての地位確認及び給与の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。東京地裁は「証拠不十分」として解雇は無効と判断、幕内力士としての地位を認めた事件です。

彼は中国・内モンゴル自治区出身の、まだ30歳前の青年ですよ。異国の地において冤罪で追放され、裁判で復帰できたというものの、その間どれほどつらく心細かったでしょう。日本に憧れて来たのでしょうに、よりによってその国で…。

今回復帰の地位は西前頭15枚目。最終成績は6勝9敗でしたが、私は上出来だと思いますね。土俵を離れていた2年間、自分でトレーニングを積んでいたというがなかなかできることではありませんよ。
トレーナーがついてどれほど理に適った練習をしようとも相撲勘、勝負勘といったものは実践以外に養えるものではない。しかも解雇処分ですから、どこかの部屋へ出げいこにも行けない。すべて自分で考えてやってきたのです。

横綱でも2年も稽古から離れたら、十両以下の力しかなくなる、と聞いたことがあります。今回6勝できたのは褒められる成績でしょう。今後、結果はどう出るかわかりませんが、注目したい力士の1人であることは確かです。

自分なりに名古屋場所で気になったことを振り返ってみました。