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訴訟されたら負けるよ、田中文科相の大学不認可問題

今日は大学新設の不認可に対してひと言。
田中真紀子・文部科学大臣が、来年度から開校予定の大学3校の新設を認めない方針を発表したという。昨3日の毎日新聞の記事です、おそらくどの新聞も取り上げていることでしょう。これは大きな問題ですよ。

田中大臣はその理由として、4年生大学が783校もあることに触れ、「大学教育の質が低下している。そのために就職できないことにも繋がっている」として、当面は新たな大学設置を認めない方針を示したらしい。

文科省が審議会の答申を覆したのは、資料が残っている30年間では初めてという。
田中大臣のいう内容で理解できるところもある。「大学教育の質が低下している」ことはさまざまなおりに骨身にしみている。わが家の子供らを見ると、反論する勇気すら出てこない。

しかし「そのために就職できないことにも繋がっている」というのはおかしい。中卒、高卒の就職戦線が盤石なら一面正論と言えよう。しかし決してそうではない、日本の経済停滞が就職困難を招いているのだろう。

バブル経済がいいとは言わないが、景気がよかったころを思い出してください。「誰でもいいから、身元がしっかりして入社してくれる人はいないか」と経営者に聞かれたこともあった。建設業でも大工、職人など、今では考えられないほどの日給を出して雇っていたではないですか。「就職ができない」というのは、実は政府が責めを負うべきところも多いのですよ。


それはさて置き、問題は今回の田中大臣の不認可決定です。3校とも教育内容や財務内容には問題がないというのです。それにもかかわらず、前述の理由で認可しないという。
このような問題は、思い付きで発言するのではなく、何年も前に最終的な決定をして、方針を公表しなければいけないはずだ。

今回も大学新設の側が文科省に相談もなく事を運んで、ある日突然、一方的に書類を提出したのではない。何年か前から文科省に足を運び担当者と膝つき合せ、問題点を詰めたうえで改善してきたに違いない。だから最終の書類を受理したのであろう。

常識的に考えて、このような許認可案件は書類に不備があったり、問題点がある場合は受理をしない。受理をした以上、認可の方向へ動いていたはずだ。
万が一、書類の不備を見落としていたというなら、その点を改善すれば済むことだ。大学設置基準はすべてクリアしているということだから、これは田中大臣の「思いつき」不認可以外の何ものでのないだろう。

新設側はたいへんなことになるでしょう。来年からということで学生の募集も行っている。推薦入学を依頼した高校や生徒にも多大な迷惑をかける。新設大学の教職員も決まっているはずだ。その処遇をどうする気か。校舎の修改築に何億円もかけた学校もあったはずだ。


行政訴訟・損害賠償訴訟を起こされたら、私は間違いなく文科省が負けると思います。“噛みつき亀”(堤堯氏・元文藝春秋編集長)の田中真紀子氏、少しは口を慎んでいるかと思ったら、今度はこんなことを考えていたか。


家族と食事に行く約束をしていたがやめた、というのとはわけが違う。さあ、訴訟・損害賠償の行方はどうなるか。もちろんあくまでも新設を認めず、訴訟をおこされた場合のことですが。
野田政権はどうして、「問題人物」ばかりをピックアップして大臣に据えるのでしょう。政権の先が見えているから、思い切って「在庫一掃」ということなのでしょうか、ねえ野田君。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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