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外国旅行で思うこと、日本人は本当に「マナーが良い」のか??

埼玉の社労士です。
外国旅行に行ったとき、意思表示もせず黙っていながら、私達の様子を見て、断りもなく中に踏み込んでくる日本人が結構多いのですが、これはあんまり愉快ではありません。いろいろな体験があります。

もう10年も前になるでしょうか。暮れから正月にかけて南太平洋のフィジーへ行ったときのことです。私ら夫婦と息子、それに甥を連れて4人の旅行です。日本からフィジーのビチレブ島まで国際線、そのあとマナ島という離島まで本当に小さい国内線の飛行機です。

島のホテルでは予約していた部屋がオーバーブッキングだったので、コテージのスイートルームに通してくれました。
「ラッキー」
4人ともご機嫌です。夜8時からレストランでポリネシアンショーがあります。

8時少し前にレストランに着きました。満席で立ち見があふれています、日本人も大勢いました。席は「コ」の字型になったものが並んでいます。2人ずつ6人がけになっているのですが、前の方の1ヵ所だけ白人の女の子が1人で座っています。
真ん中の席を1人で占めていますが、コの字の両側には誰も座っていないのです。そこにいるのは子供1人ですから、あるいは親が一緒で今トイレかどこかへ行っているのか?

私は女の子に話しかけました。
「ここにはだれか座っているの?」
英語圏の子供でしょう、言葉は分かったようですが、黙っていました。重ねて言いました。
「ここへ座っていい?」

その子が頷いたので息子たちを呼びました。
「C、J。この席が空いているからこっちへ来いよ」
とたんにその付近に立っていた日本人の若者がどっと押し寄せ、席を占領してしまったのです。私と妻はやっと席を確保できましたが…。
座りたいのなら、どうして初めから自分で席を確保しなかったのでしょう。もし自分で確保できなかったのなら、確保した私の許可を得て座るのが最低限のマナーではないでしょうか。


こんなこともありました。
3年ぐらい前、オランダからベルギーを回ったときのことです。私と妻と、妻の妹の3人です。このときは添乗員も一緒で10数人の団体だったでしょうか。5日間ほど1人でバスを運転してくれた運転手さん。1日あちこち観光して回り私たちをホテルに送り届け、また翌日運転して次のホテルまで届ける。

とても親切な人でした。
あるところへ観光に行ったとき、バスに戻ると運転手さんが待っているだけでした。
「少し早かったかな」
何ということもなく彼と話していました。聞くとオランダの人たちはほぼ全員、オランダ語以外に英語を話すそうです。

運転手さんに話して、記念写真を撮ることにしました。
まず彼と妻と妹の3人を撮ります。私がカメラのシャッターを押しました。
「つぎ、2人で撮ろう」
彼を待たせ、妻にカメラの扱いを説明しているうちに、バスに戻ってきた人たちが、私らの様子を見ると、言葉も掛けず運転手さんのそばへ勝手に立って仲間に写真を撮ってもらっている。それも次々…。
無言でこんなことをするのは、決して言葉が話せないからではないと思います。運転手さんに話さなくても、この方たちが私に了解を得るとすれば、それは日本語でいいわけですから…。要するに常識(=マナー)の欠如なのですね。


しかも旅行の最後、その運転手さんとお別れのときも、彼らはひとことの挨拶もしないのですよ。私も英語は上手くはありません。しかし「bye」や「bye-bye」くらい言えない人はいないでしょう。

5日間も一緒にいて、世話をしてくれた方です。バスの入口からのぞくと彼が運転席に座っています。楽しい何日かを過ごすことができた礼を述べると喜んでくれました。最後に、
「See you someday and somewhere.」
と言うと、わざわざ運転席を立って入口までやってきました。
「I hope so.」
そう言って手を差し出して握手を求めてきたのです。

ことにアジアを旅行していると、中国人の一行によく出会います。ある王宮では、入口で馬に乗って威儀を正している衛兵さんの顔を、すぐそばで直接指さし、仲間に盛んに何事か言っている。勝手に馬の腹をぺたぺたと叩く。
順番待ちということができない、物事に平気で割り込んでくる。それはひどいものです。

ところで世界のホテル関係者は、日本人を「世界一マナーが良い旅行者」として選んでいました。しかし本当にマナーがいいのでしょうか。与えられたこと以外、自分で考えることができない。日本人には横柄だが、外国人に対しては人見知りする。だから部屋にじっとしているだけではないのかと思ってしまいます。

私は中国の一行と出会うとなるべく避けようとしてしまいますが、外国では、日本人のパーティも敬遠したくなってきています。マナーについて、日本人旅行者はもっと考えてみたいものです。


本日もありがとうございました。