元海上保安官を不起訴処分、尖閣問題へ政府の対応に注目

埼玉の特定社労士・行政書士です。よろしくお願いします

尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる一連の問題で21日、検察当局は衝突現場のビデオを流出した一色正春・元海上保安官を、不起訴処分(起訴猶予)にしたと発表しました。
同時に中国人の其雄・船長の不起訴処分も決めたということですが、一色氏の処分に注目が集まるなか、目立たないように合わせて発表したものでしょう。この船長の事件はビデオ流出よりはるかに前で、不起訴になることはだれもが予想していました。その発表時期を探っていたものと思われます。

昨年11月15日のブログに、この元海上保安官の行為について投稿しました。

「それではこの映像流出が本当に守秘義務違反になるのでしょうか。守秘義務の対象とは何でしょう。最高裁の判例です。
(1)公になっていない
(2)秘密として保護すべきだ
この2つの条件を満たす場合に、守秘義務の対象になるというのです」

この2点を述べて刑に処するのは困難だということを述べましたが、思ったとおりというのが私の感想です。
産経新聞(1月22日)によると、罰金を求める略式起訴も検討されたということですが、元保安官が争う姿勢を示したため、見送られることになったそうです。一色氏は次のようにコメントしています。

「ビデオを公開したのは、事件の真相を知っていただき、尖閣諸島の問題、日本列島の領海を脅かす外国船の問題など、どうすべきかを考えてほしかったことが唯一の理由です。(略)私自身の処分が終わることによって、本当に大事な問題がおきざりにならないことを心よりねがっております」

一色氏にとっては、不起訴も起訴も「痛し痒し」といったところでしょう。不起訴はある意味ありがたいでしょうが、起訴されたら公開の場で「自分の主張」を展開する決意だったはずです。「残念」という気持ちがあることも間違いないでしょう。

それにつけても、政府はなぜいまだにビデオを公開しないのか。おそらく、このまま国民が忘れるのを待つつもりでしょう。中国政府と裏取引があったとしか考えられないではないですか。
関係幹部は「情報流出の再発防止に万全を期す」と言っていますが、そんな問題ではありません。国民に真実を知らせ、叩頭外交の転換を図るのが急務ではないですか。

それとこのあと、政府は尖閣問題にどう対処するつもりでしょう。

竹島は李承晩時代に、韓国に実効支配されてしまいました。
北方領土は敗戦のどさくさにまぎれてソ連(当時)に略奪され、現在のロシアが受け継いでいます。先般、メドベージェフ大統領が択捉島に入りましたが、枝野幸男官房長官は「大変遺憾だ」と述べただけです。どうして駐日ロシア大使を呼んで厳重抗議をしなかったのか。弱腰というか、政府の危機意識の欠如、見識のなさにはあきれてものが言えないのです。

今、急務として尖閣問題にどう対応するか、方法は一つしかないでしょう。自衛隊を駐屯させるのです。中国の顔色をうかがっていると、必ず奪われてしまいますよ。胡錦濤国家主席はアメリカで、チベット・台湾問題に対して「中国の核心的利益」と表明して、内政問題として片づけようとしています。絶対に譲歩はしない、ということです。つぎは日本の尖閣諸島、そして沖縄へ手を伸ばすことは明らかではないですか。

わが国の領土も守れない政府を、私たちは落胆しています。このまま手を拱いていてよいのですか。

ブログをお読みいただき、感謝いたします。

プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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