北朝鮮は「核放棄」をしない、日本はミサイル迎撃の実効性を高めよ!

 北朝鮮の金正恩委員長が国家のトップに座ってちょうど6年。これまで周辺国、関係国を威嚇し核兵器とミサイル開発に必死で取り組んできたが、今年の平昌冬季五輪を機に大きく方向転換を計ったように見えます。

 金委員長が、父の金正日総書記の死去に伴って国家のトップに立ったのは2012年4月。以来、自分の意のままに強権を発動してきた。叔父の張成沢氏の処刑、異母兄の金正男氏の暗殺。同胞韓国に対しては「ソウルを火の海にするぞ」と、隣国日本には「4つの島を(原爆で)海に沈める」と恫喝してきた。
 米大陸に到達する大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発の目途も立ち、アメリカに対する発言も高圧的、挑発的になっていた。

 その金委員長が平昌五輪以来、韓国芸術団の平壌講演を歓迎するなど、「笑顔外交」に方向を転換し始めた。経済制裁が効いてきた証拠でしょう。
 韓国の文在寅大統領は、南北統一の道を開いた大統領としての「実績」を意識し過ぎてか、ただ前を見て走るだけ。まるで足が地についていないように見える。北朝鮮は、この間にも核兵器とICBMの開発・改善に必死なのです。

 北朝鮮は本気で核を放棄するつもりがあるのか? 私は絶対にないと思う。6月にアメリカとの首脳会議が行われる。私はこれも北の時間稼ぎと思えてならない。同じ見解の人が多いのではないでしょうか。文在寅氏は足元を見透かされているのでしょう。
 これまで20数年、北は世界を欺いてきました。今回の会談に臨んでも、「核の即時廃棄」は明言していない。「段階的破棄」です。笑顔外交にだまされてはいけない。

 すでに米大陸に到達するICBMを完成させた。もう、この断言を間違いという人はいないでしょう。北朝鮮はこの時を満を持して待っていたのです。強気で米朝会談に臨むのではないか。
 アメリカは「ミサイル迎撃」を口にしますが、果たして現実問題として使い物になるのか。「NO」というより、こういう問題は技術的に100%でなければ頼みにならないのです。

 ここからは、毎日新聞(4月14日)の記事を要約して引用します。
 北朝鮮が核弾頭を積んだICBMを発射した場合、米国はICBM迎撃用に開発した地上配備型ミサイル「GBI」で迎え撃つ。
 米軍は1発のICBMに対して4発以上のGBIを発射する方針だ。これで「迎撃可能性は97%に高まる」とトランプ氏は豪語するが、北朝鮮が1度に12発のICBMを発射すれば、米国のGBIは「弾切れ」となる。トランプ政権は昨年、20発増強を決めたが、完了は5年後の2023年となる。

 「あと数ヵ月」。米中央情報局のポンぺオ長官(次期国務長官)は今年1月22日、米CBS(米合衆国最大のテレビ・ラジオネットワーク)のインタビューで、北朝鮮が米本土への攻撃が可能な核ミサイルを配備するのに必要な時間をこう推測した。(引用、以上)

 長官が懸念した、核攻撃に「必要な時間」は1~2か月後に迫っているのです。
 平壌北部からニューヨークやワシントンに向けてICBMを発射した場合、到達までおよそ40分。それだけの時間的余裕があっても、アメリカは迎撃用GBIを4発発射して、迎撃可能性は97%だという。

 一方、日本のミサイル迎撃態勢はどうか。平壌から日本までは短距離弾道ミサイルで10分、中距離弾道ミサイルなら7~8分で到達するという。これを考えても、日本の迎撃がいかに困難かわかるというものです。
 かつて北朝鮮がミサイルを発射した事実を知らず(当時確か人工衛星と言っていましたね)、韓国やアメリカからの「報告」で知ったこともありました。
日本はPAC-3で迎撃というが、先方が1発しか打たなくても、そこに4発は集中できないでしょう。

 おまけに準備から撃墜までの時間はアメリカの4分の1しかない。はたして時間的にも可能だと思っているのか。日本人の避難にしても、Jアラートが作動してから数分しかありません。
 どうですか。平和憲法(?)を堅持して国が滅びては、しゃれにもならないではありませんか。日本の防衛を本気で考えなければならないのです。日本人の何割が、このおそまつな「ミサイル迎撃準備」の実態を知っているのでしょうか。まず迎撃の実効性を高め、必要があれば先制攻撃も視野に入れなければならないのではないか。

大相撲の「女性蔑視」は伝統ではない、過去の悪しき「因習」なのだ!

 4日午後2時すぎ、京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で行われた大相撲の春巡業の土俵上で、挨拶をしていた多々見良三舞鶴市長が突然倒れ、市内の病院に搬送されました。
 その際、応急処置を施そうと土俵に上がった看護師ら複数の女性に対し、行司が場内アナウンスで「女性の方は土俵から下りてください」と繰り返し放送した。この行為に対しメディアでは、いま大きな問題として連日報道している。

 翌5日、土俵上で突然倒れた市長に関して舞鶴市が、くも膜下出血だったことが判明した、と発表。市の担当者によると、4日に精密検査で病状が分かりただちに手術。現在の容体は安定しているらしい。救急車で市内の病院に搬送されたときには「意識もあって会話もできた」という。今後は入院して静養することになる。

 新聞やテレビの報道によると、多々見市長が倒れた直後、警察官やスタッフらが土俵に上がった。その中に心臓マッサージなどの救命処置を施している女性らもいた。ところが場内放送だけではなく、観客の男性からも「何で土俵に女がいるんだ」「女は土俵から下りろ」との声があったという。
 相撲の土俵は古くから「女人禁制」とされており、この慣例に従ったのだろうが、一連の対応は波紋を広げている。

 テレビの取材などによると、最初に土俵に上がって市長の元へ行った女性は「看護師です。心臓マッサージができます」と述べた。そのあとを追って土俵に上がった女性も医療関係者だったらしい。
 多々見市長の元もとの職業は医師で、今も病院を経営している。この女性らも病院の関係者で、この日、相撲観戦に来ていたらしい。その直後、八角理事長(元横綱・北勝海)は「行司はすぐに分からず、『土俵から下りてください』と言ってしまったという。不適切だったと認める」と謝罪した。

 しかし理事長は誰に謝罪したのかわからないような御託を並べるのではなく、土俵際にドクターを置くことを考えるべきではないか。ボクシングでもプロレスでも、その他の格闘技でも、みんなリングドクターがいるでしょう
 相撲も格闘技です。現理事の芝田山親方(元横綱・大乃国)など横綱を張る前、板井に張り手で失神させられたことがある。旭道山などはしょっちゅう(と思うほど脳裏に焼き付いている)張り手で相手を土俵に這わせた。ドクターぐらい用意しておくべきではないか。ドクターがおれば、今回の事例でも適切な指示ができたでしょう。

 テレビの映像を見た印象では、土俵上にいた男性は何もできなかった。見るにみかねて女性が後から入ってきたのではないですか。なにが「土俵から下りろ」ですか。専門医らは女性陣に対して、「推奨すべき行動」「完璧な対応」と高く評価している。
 突然倒れた場合は心臓や脳の病気の可能性が高く、意識がなく、正常な呼吸をしていない場合は心臓が止まったと判断し、心臓マッサージをしなければいけない。措置が遅くなればなるほど、命が助かる可能性は低くなり、後遺症が残る可能性が大きくなるのです。

 ところでここからの話は緊急事態とは言えません。しかしかつて森山眞弓官房長官が天皇賜杯を、また太田房江大阪府知事が府知事賞を、土俵で授与しようとして相撲協会に拒絶されたことがある。いつまでこんな時代遅れの対応をしているのでしょう。
 テレビで相撲関係者や元力士の発言を聞いていると、大きく2つに分かれると思った。
 女性を土俵に上げない理由の一つは「伝統だ」という。
 今一つは、相撲は「神事」であり土俵を血で汚してはいけない、という。ケガをして流血した人は土俵で戦えない。女性も生理があるから土俵に上がることができない、というのだ。

 今や「女相撲」も開催される時代ですよ。すでに伝統は崩れているでしょう。さらに相撲は神事というならひと言申しましょう。神事といっても、そもそも日本神道に教義などない。以前、女性を不浄などという言葉を耳にしたことがありますが、それなら女性から生まれた男性も不浄になりはしないか。何より、女性の協力がなければ、相撲どころではない、人類は亡びていたのですよ。
 奉納相撲を神事というのは、彼らなりの言い分として聞き置きましょう。それ以外の「本場所」と「地方巡業」は、間違いなく「興行」そのものでしょう。

 日本相撲協会は公益財団法人で、事業には高い公益性が求められるのです。そのため税制上の優遇措置もあり、認定されることによる社会的信用度の高さが大きなメリットになる。
 その協会が女性差別的なことを言っては公益性が疑われるでしょう。こんなことは「伝統」ではない、過去の「因習」なのです。その違いが分かりますか?
 (1)「伝統」は、長い間に形成され、受け継がれてきた技芸・風習・思想などのしきたりや様式。
 (2)「因習」は、昔から続いている風習で、現在では弊害が生じているもの。

 今回の問題で、外国のメディアは大相撲バッシングに奔走しています。相撲協会はこれを機に、悪しき因習からの脱却を計るべきではないか。

「アルマゲドン」が現実になる日! 巨大小惑星が地球に異常接近中

 CNNニュースによると、米航空宇宙局(NASA)は、直径500メートル、8000万トンを超す巨大小惑星「ベンヌ」が、2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表しました。
 その確率は低いというが、衝突した場合の威力は、アメリカが現在配備している核弾道ミサイル群に匹敵するとしている。これは爆薬30億トンに相当するらしい。といってもそれがどの程度なのか考えが及ばないが、広島に投下された原爆の約200倍だという。

 産経新聞によるとベンヌが地球近くを通過する際、地球重力の影響を受け軌道がずれてしまうことがある。そのために、地球と月との間をすり抜ける異常な軌道を通る可能性が出てきている、と。
 時速10万キロで移動している惑星が、地球の引力に引っ張られて衝突ということも十分考えられるのではないか。はたして衝突は避けられるのか。

 衝突を懸念するNASAは、ベンヌへ探査機を送り込む計画を進めている。2016年9月に打ち上げた宇宙探査機「オリシス・レックス」が、2018年のベンヌへの到達と試料採取を目指して接近中だという。岩石のサンプルを採取して地球に持ち帰る予定だ。
 NASAの発表によると、ベンヌ小惑星の軌道を変える方法がある。10年ほどの間に約50回、重い宇宙船「ハンマー」をぶつける。25年ほどかけるなら10回程度ですむという。

 早く取り掛かると、軌道修正の角度がわずかでも、地球に届くころには大きな差になる、ということか。
 ただしあんまり早い時期だと、ハンマーを打ち上げる地球からベンヌまでの距離がそれだけ遠くなる。時速10万キロで移動するベンヌです。地球から25年の距離と10年の距離がどれほど違うか気が遠くなってしまうほどではありませんか。

 「巨大小惑星ベンヌが地球に衝突か?」の記事を読んで、私が真っ先に思い起こしたのは、恐竜絶滅の原因になったと考えられている巨大隕石の地球衝突です。(小惑星が地球へ落下したときから隕石と呼ばれます)
 6500万年前に小惑星が地球に衝突、発生した火災と衝突時に巻き上げられた塵埃が成層圏まで達して太陽の光を遮り、何年にも及ぶ地球の気温低下・寒冷化を引き起こし、恐竜の絶滅につながったという説(隕石説)がいまは有力です。
 今回のベンヌは恐竜絶滅時の小惑星よりかなり規模は小さいが、それでも衝突したら被害は計り知れないものがあるでしょう。

 ベンヌの接近を聞いて私の頭から離れないのは、映画「アルマゲドン」(1998年・アメリカ)です。
 大気圏に突入してきた流星群による事故が多発。人々が恐怖と不安感に駆られる中、テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球に接近していることがNASAの調査により判明した。
 小惑星が地球を直撃するまで残り18日。衝突すれば地球に再び氷河期が訪れ、人類の絶滅は免れない。小惑星の軌道を変え、衝突を回避する手段はたった一つ。小惑星に降り立って内部まで掘削し、中で核爆弾を爆発させて惑星を破壊し、地球を救うという物語です。

 さらに1910年のハレー彗星にまつわる騒動をご存知ですね。彗星のガスの尾が地球に届くということで大騒ぎになりました。太陽面を通過する際、彗星の尾に含まれる有毒ガスで地球上の生物は全滅するという噂が広まったのです。
 彗星接近の際に、地球上の空気が5分間ほどなくなるという噂も一部で広まりました。空気を詰めるゴム・チューブが売れ、全財産を遊興につぎ込む者、世界滅亡を憂えて自殺する者などが現れたそうです。

 ベンヌが地球へ異常接近するのは117年後です。それまでには科学技術もまだまだ発達するでしょう。もし「危険」が明確になっても、現在では考えられない解決策が出てくるかもわからない。ですから決して「取りこし苦労」することはありませんが、大事なことは、(NASAや、その時が近づいて必要があれば政府が)正しい情報を適時公表する必要があるということです。それによって大衆の不安を和らげることができるのです。
 ずいぶん遠い話ですが、決してSF(サイエンス・フィクション=空想科学小説)の世界でないことは事実です、100年後の現実なのです。皆様の興味を少しは引くかと思い、私見を交えてこの問題を取り上げてみました。


ハレー彗星2
1910年、世界を震撼させたハレー彗星。前回は1986年、次回は2061年
に接近する。(公転周期は75.3年)

羽生・井山氏に国民栄誉賞、過去「立ちションもでけへん」と断った猛者も

 将棋棋士の羽生善治氏と囲碁棋士の井山裕太氏が、ともに国民栄誉賞を受賞しましたね。
羽生氏は将棋界を牽引する棋士の第一人者です。初めて七冠を同時に制覇するなど比類なき功績を重ね、将棋界初の永世七冠という歴史に刻まれる偉業を達成した。
 井山氏は囲碁界の最高峰として、顕著な功績を重ね続けました。年間グランドスラムを含む囲碁界初の2度の七冠同時制覇という、歴史に刻まれる偉業を達成したのです。
 もう1人、フィギュア・スケートの羽生結弦氏への授賞を検討するように安倍晋三首相が指示したということですが、これも決定したのでしょうか。私はその後のことをよく知りません。

 国民栄誉賞とは、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった者または団体の栄誉をたたえるため、内閣総理大臣が授与する賞」とされています。
 ただしこの賞、“時の総理大臣の考え、好みによってあまりにも差がありすぎる”という声が多いのも事実です。例えば柔道の山下泰裕氏は五輪1回の金メダルで受賞。野村忠弘氏は五輪3連覇しながら、未だに受賞していない。
 メダル獲得も一つの考え方の基準ではあるでしょうが、例えばメダルの数だけではなく、獲得にどんなドラマがあったかということが、国民が期待するところでもあると私は思っています。

 日本には勲章、褒章などの制度があります。栄典として、国家または公共に対して功労のある者を勲等に叙して勲章を授けることを叙勲。社会の各分野における優れた行いや業績のある者に褒賞の記章を授与するのが褒章です。
 また人間国宝という制度もあります。これは、重要無形文化財保持者として各個認定された人物のことです。
 さらには各スポーツなどに代表されるように、その分野で優れた者を表彰する制度もあります。ですから私は、国民栄誉賞はそれほど「物指し」に神経質になることもないのではないかと思っています。
 この賞の表彰対象は、「内閣総理大臣が本表彰の目的に照らして表彰することを適当と認める者に対して行う」、という表彰規程と照合すれば納得できるではありませんか。基本的には首相の発案で、内閣府で検討のあと正式発表という運びになるそうです。

 これまで受賞を辞退した人は3人です。野球界からは福本豊氏とイチロー(鈴木一朗氏)、作曲家の古関裕而(こせきゆうじ)氏です。
 イチローは「まだ発展途上の現役。いただけるなら引退後に願いたい」。古関氏は没後の知らせだったため、親族が「生きてる間ならありがたく受けただろうが、死後にもらって何ほどの意味があろうか」、ということで断ったらしい。一説には、政権の支持率アップに利用されるのを嫌ったという。

 私が気に入っている辞退者は福本豊氏です。福本氏は阪急ブレーブス(現オリックス・バッファローズ)で当時の世界記録、通算939盗塁を達成しました。
 国民栄誉賞授賞を打診されたが、「そんなんもろたら、立ちションもでけへんようになる」と断った。新聞発表では「気軽に居酒屋にも行けなくなる」となっていたという。
 後日何かで読んだ氏の本意は、「自分は王さん(王貞治氏=第1回受賞)のように、野球人の手本となる生活はできない。記録を作るだけではなく、国民に広く敬愛される人物でなければいけないというボクなりの解釈があった」(趣意)ということだったらしい。
 しかし堅苦しいことをいわず、「立ちションもでけへん」から辞退した、と笑い飛ばすところに彼の潔さが現れているではありませんか。

 福本氏といえば、こんなエピソードも思い出されます。
 彼は社会人野球の松下電器(現パナソニック)を経て、プロ野球の阪急ブレーブスに入った。奥さんは全く野球を知らない人。ある日彼が「今度、阪急でやることになった」というのを聞いて、松下電器をやめて阪急電鉄のどこかの駅で働いているのだと思っていたらしい。
 ある日、連絡を取る用ができ阪急電鉄に電話をかけた。もちろんわかるはずがない。再度、氏名を詳しく聞かれ伝えると、「それ、阪急ブレーブスの福本さんと違いますか」と言われて、初めて夫の仕事を知ったという。
 ぶっきらぼうだが優しい夫と、下駄の雪のようにどこまでもついて行く女房。何とも微笑ましい大正・昭和の光景が浮かぶではありませんか。
 冗長な文章になってしまい、申し訳ありません。


福本豊
引退後は解説者、評論家として活躍する福本氏。
勝っていた阪神が大型連敗に突入。連敗を脱し
たとき、「これがオセロなら黒はひっくり返る
んだが」。(写真はYAHOO画像・検索より)

アメリカの力を侮ってはいけない! 日米同盟なくして日本はどうなる

 北朝鮮の金正恩委員長が、韓国の特使を介してトランプ米大統領に首脳会談を呼び掛け、大統領が5月までに応じる意向を示したことは以前に報道されました。それに先立ち、4月末に文在寅韓国大統領と金委員長が板門店で南北首脳会談を開催するという。

 トランプ大統領べったりの日本が、置いてきぼりを食ったらどうするのかという意見があります。しかしその考えはどうでしょうか。
 日本もアメリカと並んで、核爆弾やミサイル実験を繰り返す北に、より強力な経済制裁を行ったこと自体は決して間違ってはいない。今回、北が韓国を通してアメリカに歩み寄ってきた事実こそ、制裁の効果が出てきた証拠ではありませんか。

 逆に日本の経済制裁を非難するなら、日本はどういう態度をとるべきだったというのでしょう。ただ「話し合い」を口にしているだけでは、北朝鮮は煮え切らない態度を続け、結果的には時間稼ぎに過ぎなかったということになるのです。
 これまでの何十年にもわたる経緯を見ると、北がその間に核・ミサイル開発に取り組んできたことが分かるでしょう。

 いつも気になるのですが、世間の人たちがトランプ大統領を判断する基準は何でしょう。おそらく日本のマスコミ報道を基準にしているのではありませんか。果たしてマスコミの見方は正しいのか。
 大統領選から、まだ1年半も経っていません。選挙のとき、日本のマスコミはどこもトランプ氏を泡沫候補同然に扱っていました。

 当時、ジャーナリストの中で「トランプ氏が当選するかもしれない」と明言していたのは、木村太郎氏(ジャーナリスト、キャスター)1人しか私は知りません。
 不肖私も妻に、「トランプさんは実業家として成功した人だ。世間の人が思うほど愚かではないだろう。面白いかもしれないよ」と言い続けていました。風車に立ち向かったドン・キホーテとは違う、というのが私のどこかにあった。

 “日本がアメリカべったり”といっても、現実問題としてアメリカの力を借りなければ日本の防衛をどうするのでしょう。かつて三国同盟を締結していたドイツやイタリアは、NATO(北大西洋条約機構)に加入している。例えばどこかの国がドイツを侵略しようとするなら、すべての加盟国が守ってくれる。同時に他の加盟国が攻撃を受けたとき、ドイツもその国を守るために行動する。
 これはアメリカ合衆国を中心とした北アメリカ(=アメリカとカナダ)およびヨーロッパ諸国によって結成された軍事同盟です。日本は参加できません。

 おまけに憲法9条には「国権の発動たる戦争と…武力の行使は…永久にこれを放棄する」「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と明記している。ですから、ここで日米同盟を解消するなら中国・北朝鮮の思うつぼです。
 中には「日本は中立国で行けばいい」とバカをいう人もいる。中立国ってどういうことかご存知ですか。中立を宣言し、どことも同盟を結んではいけない。どこかが攻めてきたら、自国の軍隊で最後の1人まで戦わなければいけない。スイス国民の決意、スイス憲法をよく見てください。

 そんなこと、現在の日本ができますか? 現在の憲法9条を擁する日本は100%、中立国の条件を備えていないということです。まだまだ言うことがありますが紙面の都合でカット。
 気を付けなければいけないことは、日本が風車に立ち向かったドン・キホーテになってはいけないということです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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