自ら墓穴を掘っている、なりふり構わぬ韓国の「日本たたき」

(前回の続き)
 産経新聞の黒田勝弘氏(ソウル駐在客員論説委員)が、ロシアW杯で1次リーグ敗退した韓国のメディアが、決勝トーナメントへ進出した日本に対し悔しさをぶつけてきたこと。その後、ドイツに1勝できたことで「韓国の底力」と大騒ぎし、次いで日本に勝利したベルギーに対し「ありがとう」と繰り返し絶叫した様子などを面白おかしく書いておられた。
 本日はコラムの後半を紹介します。

 
 ところが前日の試合で、韓国がドイツに勝っていたためこの憂さはいつの間にか吹っ飛んだ。「世界に衝撃」「韓国の底力」…と大騒ぎとなり、決勝トーナメント開始を前に帰国した韓国選手団は、敗退にもかかわらずまるで凱旋(がいせん)将軍のように歓迎された。もう日本などどうでもよくなった。

 しかし日本をめぐっては第2幕があった。決勝トーナメントの日本・ベルギー戦は地上波3局すべてが生中継したが、試合は世論の期待(?)に反し日本優勢の展開となった。これではますます「腹が痛く」なる。「ベルギーがんばれ!」の雰囲気ありありだった。

 結果は周知のように、後半ぎりぎりのところで日本は2対3で逆転負けしたのだが、ベルギーが逆転のゴールを挙げたとき、KBSテレビの解説者は何と「感謝(カムサ)ハミダ(ありがとう)!」「感謝ハミダ!」…とベルギーに対する感謝を繰り返し絶叫したのだ。
 これにはさすがに視聴者も驚いたようだ。最大手紙「朝鮮日報」(4日付)はスポーツ記者のコラムで「公営放送の偏向解説」「日本をけなしたからといって韓国が強くなるわけではない」とたしなめていた。

 「朝鮮日報」のこの日の1面(!)のメイン写真は、日本チームが敗戦後、ゴミひとつなくきれいに片付け、ロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」と書かれた感謝のカードまで残していったロッカールームの様子だった。この報道には脱帽である。(ソウル駐在客員論説委員)
 -引用以上-


 ベルギーが逆転のゴールを挙げたとき、KBSテレビの解説者が「感謝ハミダ!」…とベルギーに対する感謝を繰り返し絶叫したのは、「隣人がうまくいっていると腹が立つ」という韓国人の叫びを代表しているのだろう。
 今回の朝鮮日報は韓国のこんな姿勢を問題視したのですが、これまでにも隣人(日本)の成功を妬み、見苦しい非難を展開する韓国(人)を批判してきた韓国メディアもあったのです。

 数年前でした。韓国のメディアが「日韓関係に関し、ワシントンでは韓国の“意地っ張り”に批判の声が出ている」と紹介した後、「日本を非難ばかりしているが国際社会では韓国より日本の方がはるかに信頼度が高い」と指摘していた。(これは事実です)
 従軍慰安婦問題などは韓国のでっち上げだがそれは措くとしよう。なぜ日米関係が良好になろうとするとそれを引っ掻き回そうとするのか。日米関係に従軍慰安婦問題を絡めて日本たたきに走る。良好な日米関係以上の米韓関係を得られない韓国人のジェラシーなんでしょうな。

 安倍首相が上下両院で演説した時は、米政府内ではおおむね好評だった。ところが韓国は、反日の韓国系議員を動かして安倍演説は失敗だったといわせ、何とか日本の評判を落とそうとした。
 前大統領の朴槿恵は米大統領に対してだけではなく、ヨーロッパまで出かけて告げ口外交を展開した。
 アメリカは韓国の日本たたきにいい加減うんざりしている。隣人(日本)がうまくいったときの腹の痛さをこらえられないなら、国際社会から脱落でしょうね。世界からそっぽを向かれる日が遠くないのではないか。

日本が勝つとシャク? 「韓国は美しく敗退、日本は醜く決勝Tへ」と

 濁流が一気に住宅を飲み込んだ西日本豪雨、言葉にならない痛ましい結果でした。大勢の方の訃報に接し心からお悔やみを申しあげます。また被災地の1日も早い復興をお祈りいたします。

 こんな折ですが、今日はサッカーのロシア・ワールドカップで強く印象に残ったことを書いてみたい。ご存知のように韓国が1次リーグ敗退、日本が決勝トーナメントに進出しました。これは韓国人(個人というより国家絡み)にとっては悔しくて仕方がない出来事だったのでしょう。この問題について黒田勝弘氏が、産経新聞(7月8日)の「から(韓)くに便り」というコラムに、「隣がうまくやると腹が痛い」と題して、韓国人の本質をえぐった大変面白い一文を掲載されていました。

 黒田氏は産経新聞ソウル駐在客員論説委員です。かつてソウル支局長の時、記事で朴槿恵大統領(当時)を侮辱したと韓国からの出国禁止策がとられた。法廷で一言詫びれば出国禁止を解くつもりだったらしいが、黒田氏は頑として譲らず、振り上げたこぶしを下す場所が見つからない韓国は、やむなく何ヵ月か黒田氏の出国を禁止した経緯がありました。
 韓国人の対日感情などいやというほど知り尽くしている黒田氏です。大変興味を持って読ませてもらったので、ここに引用して皆様にご紹介したいと考えました。

          
        隣がうまくやると腹が痛い

        黒田勝弘(産経新聞ソウル駐在客員論説委員)

 日本では近年、サッカー人気が盛り上がっているようだ。外から見てそう感じる。今回のサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会での日本のテレビの絶叫放送など、日本もとうとう韓国並みになったようだ。
 サッカーでは昔から韓国が「アジアの盟主」を自任してきた。しかし韓国では近年、野球人気が上昇し、子供たちや若い女性の間では「サッカーより野球がカッコいい」という声を聞く。
 プロ野球のスタンドは満員なのにサッカーのKリーグはがらがら、といった風景をよく見る。それでも国際試合となると盛り上がる。
 そうしたせいもあるのだろうか、今回のW杯では日韓の立ち位置が逆転してしまった。日本にやられたとなると韓国の“サッカー世論”は微妙である。国際舞台でのサッカーはナショナリズム(愛国心)激突の場だが、とくに何事につけ日本を意識すると異様に闘志を燃やす韓国だけに、どこか心落ち着かない展開となった。
 韓国には「身内が土地を買うと腹が痛い」ということわざがある。「知り合いや隣にいいことがあるとシャクにさわる」という意味で日常的によく聞く話だが、今回のW杯はまさにそんな気分だった。
 そんな欲求不満を背景に、対ポーランド戦での日本の時間稼ぎ作戦は“たたきがい”があった。この時、韓国はすでに1次リーグ敗退が決まっていたのだが、韓国のテレビ中継はまるで日本のせいで韓国が損をしたかのような雰囲気だった。解説者の安貞桓(アン・ジョンファン=2002年日韓共催W杯の時のヒーロー)は「韓国は美しく敗退したが日本は醜く決勝トーナメントに進んだ」などとひどい嫌味をいっていた。(引用、次回に続く)


 長くなりますので後半は次回に引用させていただきますが、安貞桓氏の解説こそが、韓国人の対日感情の凝縮であり典型でしょう。口が裂けても「日本は頑張りましたね」とは言わない。
 しかし日本人に対してだけではない。ほかの国の人たちに対しても、同様の非礼を重ねているに違いない。確かヨーロッパのどこかの国で、「韓国人は入るべからず」と書いた札を下げたレストランが何軒かあった、と本で読んだ記憶がある。何せ、自分を中心に世間が動いていると考える連中ですから。(次回に続く)

児童虐待に見る男の本能と女のサガ、児相と警察のより強い連携を!

 東京・目黒区で5歳の女の子が死亡。ケガをさせて放置・死亡させた、と警視庁が両親を逮捕しておよそ1ヵ月が経ちました。保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは、無職の船戸優里容疑者と夫の雄大容疑者。警視庁によると、2人は今年1月から3月にかけ自宅アパートで、雄大容疑者の暴行によって衰弱していた5歳の長女・結愛(ゆあ)ちゃんを放置し、死亡させた疑いがあるということです。妻の優里容疑者は夫の歓心を買うため暴行を見逃し、さらには加担していたらしい。

 5歳の結愛ちゃんは、平仮名を練習している途中だったそうです。親に虐待されながらその気持ちをノートに書きつづっていたが、涙なくして読めませんでした。
 「もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします
 ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします」

 両親は1月下旬ごろから、結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、2月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。3月2日に低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で死亡させたという。
 雄大容疑者は以前にも結愛ちゃんを殴るなどし、ケガをさせたとして既に逮捕・起訴された経歴があるという。

 この家は以前、児童相談所の指導を受けていました。2016、17年と2度にわたり、結愛ちゃんが一時保護をされたこともあった。保護解除後の2017年8月に再度虐待のあざが発見された。その後、住居地の香川県は保護の必要なしと判断。引っ越した東京では今年2月に品川児童相談所が目黒の住居を訪問したが会えなかったらしい。
 虐待がばれるのを恐れた両親が隠したと思われるが、この時、無理にでも会う方法がなかったのか、何とも痛ましい思いに駆られます。

 結愛ちゃんは父親の実子ではなかった。母親が別の男性との間に設けた連れ子だった。正論8月号に八木秀次・麗澤大学教授が掲載している文章から一部を引用してみたい。
 「動物の本能として、自分の遺伝子を残そうとする。自分の遺伝子を持たない別の男性の子供は敵でしかない。動物によっては別のオスの子供は殺すという」
 「10代での安易な性行為。その結果の妊娠、結婚、結婚生活の破綻。離婚、新しい出会い、妊娠、再婚という流れを辿っている若者は少なくない。そして、このサイクルこそがオスの本能を刺激、児童虐待を生じさせている。こうした現実を無視した再発防止策はあり得ない」
 この言葉の意味は深いのではないでしょうか。

 私は動物の生態に興味があるので、テレビなどで見ることが多い。例えばライオンは成獣のオス1~4頭、メス5~6頭と、多数の子たちで群れを作っています。その群れの中で育ったオスライオンは、やがて群れを追い出されて放浪を始める。これをハナレオスというらしい。
 ハナレオスは適当な群れを見つけると戦いを挑む。もし勝利するとその群れの君主になる。そこで悲劇が生まれる。その群れの子ライオンは、前の君主の遺伝子を受け継いでいる。新しい君主にとっては邪魔者でしかない。時には皆殺しにしてしまう。

 この残酷なライオンの子殺しは、長い間その理由が解明されていなかったが、やはり種の保存にとって重要なことであるらしい。
 「乗っ取られた群れのメスは、子どもを失うことによって発情が起きます。というのは、哺乳・育児中のメスは本来発情しませんが、子どもへの哺乳が止まることでホルモン分泌が変わるのです。そうすると、群れでは前のオスよりもさらに強い遺伝子を受け継ぐ子どもが生まれることになります」(獣医師、北澤功先生の話)とのこと。

 また正論7月(先月)号に長谷川三千子氏(埼玉大学名誉教授)と竹内久美子氏(動物行動学研究家)の対談が掲載されていたのを思い出した。
 人間はちょっと特殊で、おなかに赤ちゃんがいるとき以外、排卵期でなくても発情して受け入れられる。チンパンジーのメスは乳飲み子がいて授乳している間は発情も排卵も止まるという。
 だからチンパンジーの世界でボスが交代すると、新ボスはメスが抱く元ボスとの間の子ザルを次々殺していく。子を失ったメスはたちまち発情して、新しいボスの子を孕む、という

 前述した八木教授の、「このサイクルこそがオスの本能を刺激、児童虐待を生じさせている。こうした現実を無視した再発防止策はあり得ない」との指摘は極めて重要だと思う。
 船戸雄大容疑者は、自らの子(結愛ちゃんの弟)は虐待しなかった、という現実を見ると、この言葉はたいへん説得力があります。
 人間は本能のまま生きるだけではなく「考える動物」だと思っていたが、その辺のケダモノと同列の判断しかできない人間がいる以上、より根本的な解決まで踏み込んで考える必要があるのでしょう、
 ただしこの問題は、長い取り組みになりそうです。まずは結愛ちゃんのような悲しい結果を食い止めるため、法的に児相と警察の連携をもっと強め、強制力を持って対処できるように1日も早く取り組んでもらいたい。

 結愛ちゃん! 来世はきっと優しいお父さんとお母さんのもとに生まれてこれるよ。世の中のみんながキミを応援しています。もしおじさんの家に来るなら、5年間のつらさを取り戻す思いで可愛がってあげよう。

韓国は米同盟との離脱を目指すのか、「半島非核化」の行き着く先は?

 世界中の批判をものともせず、これまで北朝鮮は核実験とミサイル発射を繰り返してきました。トランプ・金正恩会談によって核・ミサイル放棄への道がどう変わるかわかりませんが、少なくとも過日の会談では得るところは少なかった。
 いわゆる北朝鮮の非核化についてもっと具体的な話し合いがあって、最終的に合意に達することを考えていたが、まるっきり当たり障りのない話で終始したのです。

 それと気になるのは、主脳会談が始まる前は「北朝鮮の核・ミサイル放棄」で話が進んできたと私は記憶しています。それがいつの間にか「朝鮮半島の非核化」に話が変わってきている。そこまで膨らますなら、とうてい一朝一夕で事は運ばないでしょう。
 半島の非核化となると、最終的には在韓米軍の撤収も考えなければならない。なぜなら、米軍がいるということはそこには核があると考えるからです。
 しかしこれでは中国の思うつぼです。南北朝鮮の赤化統一により、いずれ中国に取り込まれてしまうのではないか。

 ところで古田博司氏(筑波大学尋問社会科学研究科教授)はこのように述べています。(WiLL7月号)
 「南北首脳会談の時、文在寅大統領と金正恩が手をつないでいたでしょう(笑)。あれは、電話会談を頻繁にしている証拠です。朝鮮民族の特徴なんですが、仲が良くなると、同性同士でも手をつなぐようになる。もっと親密になると、一緒の便器で小便をするようになります(笑)。「カッチ・ヌ(ル)ジャ」(一緒におしっこしよう)と、私は3回ほど誘われたことがある」

 文在寅氏は極端な親北主義者です。金正恩氏と組むなら、南北合同の連邦政府に向かって舵を切る可能性は十分にあるでしょう。前にも書いたことがありますが、それも南北両国の「願望」であった気がする。いわゆる核保有国としての朝鮮連邦政府です。韓国人は国の行く手がどれほど危険をはらんでいるか考えていない。

 しかし一方的に核開発を続けてきた北朝鮮です。韓国と併合して「核保有国」など、許されるはずはない。そんなことを認めたら、そのあとに続く国が出たらどうするのだ。
 27日の某テレビでこんな話があった。「北朝鮮はまだ核開発を続けているというのがアメリカの考えと思われる。航空写真でその痕跡が明らかだという」(趣意)と。こんなに早く「案の定」ということになるとは考えてもいなかった。

 国際社会の批判をものともしない北朝鮮。それに対して恫喝(どうかつ)を繰り返すだけで阻止できないアメリカは、今回まんまと北の策略にはまったようだ。
 裏で北朝鮮を援助しながら高みの見物を決め込む中国とロシア。緊張が高まる朝鮮半島において、一方の当事者である韓国は北朝鮮に対して何ら有効な対抗策をとっていません。文政権はこの1年で米韓同盟から離反し、金正恩べったりです。

 今は第三者である日本に対して、解決済みの慰安婦や徴用工問題を蒸し返し、虚偽の像を建てるだけではなく、その像を乗せたバスを走らせるなど病的な反日行為を繰り返しています。文政権の赤化の危機を韓国国民に悟られる前に、日本を仮想敵国としてターゲットに仕立て上げる。いつものやり口です。
 最近はアメリカの圧力などにより、さすがに危機意識を持つようになったのか、反日姿勢が若干トーンダウンした感はありますが、その基本的な姿勢は変わっていません。
 これからは朝鮮連邦を目指す韓国の動きに目が離せないところでしょう。

新展開なかった米朝会談、トランプ政権を覆う『終わった感』は何か!

 米朝首脳会談から10日が経ちました。この会談は、はっきり言って失敗だったと私は思っています。共同声明も、韓国と北朝鮮の首脳会談(4月27日)「板門店宣言」の域を出ないもので、1人はしゃいで見えるトランプ大統領の「前のめり」がやけに気になった。
 これまで二十数年、北朝鮮は核を廃棄すると言いながら違約を繰り返し、核拡散防止条約(NPT)から一方的に脱退。最後は開き直ってミサイルや原爆の実験を繰り返してきた。こんなやり方への道を、断固遮断しなければ意味がないでしょう。

 今回の首脳会談では体制保証とともに、経済制裁解除を含む見返りを得たいという北朝鮮の意思が明白でした。
 トランプ氏は、金正恩委員長が会談で非核化について「やりたい」と語ったというが、そんな程度の認識でいいのか。日米韓が求めてきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」は、いったいどうなってしまったのでしょう。
 会談から一夜明けた13日、北朝鮮の国営メディアの報道を日本の新聞は紹介している。

 「両首脳が朝鮮半島の非核化などの過程について『段階別、同時行動の原則』の順守が重要との認識で一致したと報道。北朝鮮が従来主張してきた『段階的な非核化』に米国が同意したとの認識を示した形だ」
 「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は会談で『米国側が朝米関係改善のための真の信頼構築措置を講じていくなら、(北)朝鮮側も引き続き次の段階の追加的な善意の措置を講じていくことができる』との立場を明らかにした」(毎日新聞6月13日)

 しかし「段階別、同時行動」が金氏の考えるプロセスなら、過去のやり口と何ら変わるところはない。6か国協議は核放棄へ1歩進むごとに見返りを与えるという、いわば同時進行で進めてきた。今回もそのつど見返りを与えるなら、ただ北朝鮮の経済制裁逃れと、見返りに得た財力で核開発をさらに加速することも、前回の失敗をとおして考えなければいけないはずです。

 しかも<米が関係改善のための真の信頼構築措置を講じていくなら、次の段階の追加的な善意の措置を講じていくことができる>という金正恩氏の発言を聞くと、話は北朝鮮主導で進んでいるのかと思わされる。米が北朝鮮との関係改善のために努力するなら、追加的な善意の措置を講じてやろうという意味でしょう。
 そもそも所持してはいけないはずの核兵器ではないか。いくら朝鮮国内向けの報道とはいえ大事な問題です。そんな内容ではなかったというなら、米側からの反論があってしかるべきではないか。

 毎日新聞北米総局の高木耕太記者は次のように述べている。
 「トランプ政権を覆う『終わった感』が気になった。米国の秋の中間選挙を前にトランプ氏は政治的目的を既に達成したと考えているのではないか」
 「今回の主脳会談によって、金正恩政権は米国の交渉相手としての正当性を内外に示し、『事実上の核保有国』という地位を手に入れることにも成功した」(毎日新聞6月21日)

 これまでと違うところは、6か国協議では実務者同士で話を進め、トップの政治的な動きが乏しかった。今回はまずトップが合い、これから実務者の詰めが始まると思えば「わずかだが前進」ととらえていいのか。何より大事なのはCVIDを急がなければいけない。それが確認できるまで、経済制裁を解除してはならないということです。

 金正恩委員長と親北の塊のような文在寅韓国大統領なら、無理やりでも朝鮮統一を考えているのではないか。過日も核問題にやや詳しそうな(?)人が、「ここまで核開発が進んでいると、非核化まで15年はかかる」とテレビでコメントしていた。
 しかしこの問題は2年以内に「不可逆的な地点」まで進めなければいけない。もしトランプ氏が次の大統領選で再選されなければ、もしオバマ前大統領のようなコンセプトだけを広言し、ディテールまで進もうとしない御仁が選出されたら、結局もとに後戻りです。

 いや、金氏と文氏がスクラムを組んだ以上、さらに危険な状況になるでしょう。15年などという長丁場を認めたら、韓国が北朝鮮に取り込まれて、中国とスクラムを組むという悪夢も否定できない。2年間でCVIDを後戻りできないところまでもっていかなければいけないのです。
 日本は「最大限の圧力」ということで米国と足並みをそろえてきた。そのトランプ氏が「最大限の圧力という言葉を今は使わない」などと揺れ動いているのも不安材料です。

 日本は小泉純一郎首相(当時)の電撃訪朝で、日朝平壌宣言を北朝鮮と交わしている。そこには“核・ミサイル問題や拉致問題を包括的に解決して、国交正常化を実現した「後」に、経済支援を実施する”と明記しているという(飯島勲氏手記)。
 トランプ氏は「核問題を解決したら、日中韓で経済支援をするだろう」(要旨)と、自分は支援から一歩引く発言をしている。だが拉致問題解決と国交正常化まで、日本は1銭も援助してはいけない。
 日本は蚊帳の外へ追いやられたという者もいたが、日本の経済支援なくして北朝鮮は立ち行かないのです。いま日朝会談のタイミングを見計らっているに違いない。政府はそこを見極めしっかり取り組んでもらいたいのです。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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