日本と国民を守れるのは? 明日(22日)は衆院議員総選挙の投票日

 「日本をリセットする」… 威勢のいい声を挙げて船出した「希望の党」の代表・小池百合子氏。当初、衆院の過半数を確保するという触れこみで、「また大風呂敷を広げている」と思ったのは私だけではないはずです。
 リセットとは「機器の動作状態を初期状態に戻すこと」ですが、おそらく「やり直す」という意味で使っているのでしょう。しかし日本をいつの時代にリセットしたいのか、どうしてそれを明確にしないのですか。政策に言及しながら、具体策は一切明らかにできていない希望の党のやり方がここにも現れている。

 明日の選挙結果を待つまでもないでしょう。衆院の過半数は233議席、希望の党が擁立した候補者は235人です。99%でも233には届かない。希望の党の議席獲得予想はここへきてさらに激減し、60に及ばないという予想まで出ている。
 前回の都議選における、都民ファーストの会の議席獲得は出来過ぎでしたね。これは一過性のブームだと私は考えています。決して長続きはしないでしょう。
 考えてみてください。小池氏は都民ファーストの会を立ち上げて、都政に専念するそぶりを示した。

 それでは小池都知事の仕事ぶりはどうか。
 築地から豊洲への市場移転。100%決まっていたと思うのですよ。それに対し「地下水が有害だ」と難くせをつけて水質検査を繰り返した。移転反対派は「築地で今まで通り仕事ができる」と喜んだが、今度は「豊洲に移転し、築地には市場機能を持つテーマパークを造る」とぶち上げた。
 ところがいつ移転するか、未だに決まらない。移転賛成派も仕事ができないのに、豊洲の設備維持費がかさむ一方で、中途半端なやり方に振り回されている。
 結局、市場関係者の移転賛成派も反対派も、両方敵に回すことになり公開質問状を出される騒ぎになった。しかしそれも無視したのかいまだに回答をしていない。

 オリンピック競技の会場問題も騒ぎを大きくした。既存の施設で利用できるところは利用し、などと「倹約ぶり」をぶち上げたがほとんど効果はなかった。メディアからは「大山鳴動ネズミ一匹ではないか」と揶揄され、的を射た発言だから悔しかったのでしょうね、相当おカンムリだった。
 ところが市場移転の停滞で、今度はオリンピックの人員輸送計画がとん挫しているのです。築地市場の跡地に選手や関係者を各会場に贈るバスの巨大ターミナルを整備することになっていたらしいが、移転問題のごたごたで不可能になった。しかし小池氏はその代替案も出していないという。

 よく見てください。このかた、かき回すだけかき回して収拾がつかない状態にして放置してしまう。都民ファーストといって都知事に就任し、都議会の最大会派を作りながら、自分は国政の党の代表におさまった。都民も国民もそんなにバカではありませんよ。催眠から覚醒しつつあるのではありませんか。
 土井たか子氏が日本社会党委員長のときもブームがおきた。にわか人気というのが当たっているでしょうか。土井氏は「山が動いた」と大仰なことを言ったが、現在、社会民主党(日本社会党から改称)の衆院議員は小選挙区・比例区1名ずつ、計わずか2名ですよ。
 小池氏の希望の党も、ブームが去った後を見てみたいものです。ただし、今回も一定の保守票を集めるでしょう。社民党ほどになるとは思いませんが…。

 前原誠司・民進党代表はまんまと小池氏の術中にはまって、衆院民進党は事実上解党でしょう。踏み絵をさせられ選別されて、多くの者は股くぐりをして恥を忍び希望の党へ吸収された。
 いっぽう、憲法改正・安保法制などで排除された者たちで、今度は立憲民主党を結成した。残された(本物の左翼かエセ左翼か?)人たちで、旧民進党の看板だけを掛け替えたのです。週刊誌上で立憲民主党を、「左残(サザン)オールスターズだ」といった人がいるけど秀逸ですね。「一見民主党」というのも愉快だった。

 明22日は投票日。昨年の参院選からでしたか、18歳以上が選挙権を与えられています。投票所入場券が送られていると思いますが、もし入場券がなくても投票できるそうですから、初めて選挙権を行使する若い方たちはことに注意してください。
 日本を守り国民を守れるのは誰か、どの党か。しっかり考えて投票したいものです。

民進党は四分五裂に、保守新党「希望」は小池氏の独裁政党か?

 総選挙を前に民進党が四分五裂してしまった。衆院の民進党は事実上の解党です。希望の党から出馬か、民進党が看板を掛け替えた立憲民主党から出馬か。あるいは無所属でという人、立候補断念の人もいるでしょう。
 前原誠司民進党前代表は、立候補予定の全員を希望の党に受け入れてもらえると思っていたらしい。彼は「名を捨てて実を取る」と言っていたが、これでは名も実もとられてしまった、と言われても否定できまい。ネット上では、「魔女に魔法をかけられた」と言う人もいた。

 ところで希望の党も手続きが遅れに遅れています。公示は明日に迫っている。衆院選に立候補するかどうか注目を集めた小池百合子氏は、どうやら立候補しない模様です。
 希望の党の公認を必死で求める人もいれば、公認されながら、それを返上する前職もいる。毎日新聞(10月5日)には次のような記事が見られた。

 「長野1区の希望の党公認を得た篠原孝元副農相だ。篠原氏は3日の希望の党の1次公認の発表前から、『合流は党と党の話。候補者個人が〈公認して〉と頭を下げるのは筋が違う』と公言、2日夕には希望側が『踏み絵』として署名を迫った政策協定書が届いたが、『ろくすっぽ政策ができていないのに、(協定を)認めろなんてふざけている。受忍限度を超えている』と提出を拒否した」
 「それでも出た公認について『僕の知るところではない』と不快げに話した篠原氏。4日に長野市内で開かれた民進党県連の会合で公認を辞退し、無所属で出馬する意向を表明した。記者団には『10年間政治家を続けてきた者としての矜持がある。あんなものにサインはできない』と語気荒く語った」

 そのほかにも、例えば野田佳彦氏。一足先に民主党を離れて希望の党に入った細野豪志氏の、「三権の長が入ってこられるのは望まない」(趣旨)といった発言を聞いてか、「先に離党していった人の股をくぐる気は全くない」と断言した。
 これは漢代の武将・韓信が、将来の大きな志を成し遂げるため、無頼漢の股をくぐる屈辱を選んだことを指しているのでしょう。菅直人氏なども同じ思いではないか、彼らも無所属で立つのでしょう。

 それにつけても「排除」だ「選別」だ「(民進党の全員を受け入れる気は)さらさらない」などの発言を聞いて、〈小池代表は鄙にも都にもまれな傲岸不遜人間だ〉とは思っていたが、金に対するセコさもまた天下一品ですね。
 希望の党から立候補する公認候補に供託金(選挙区、比例区を合わせて600万円)を自分で用意するように念を押したそうです。ふつう、公認した党が公認料としてまとまった金額を候補者に渡すでしょう。
 また、ポスター制作のために小池代表と写真を撮ると、モデル料(?)として3万円を取られたらしい。党首と一緒に写真を撮って、党首からモデル料を取られた党員など聞いたことがない。
 しかも今度は政策協定書を配り、党への資金協力を強要されたという。あきれてものが言えない。

 東京都議の音喜多駿氏と上田令子氏が「都民ファーストの会」から離脱を表明した。音喜多というのは小池氏の腰巾着だった男です。小池百合子が独裁者で、都民ファーストの会が全体主義になっている現実と、金の流れが不透明なことを天下に晒した。側近中の側近だけによく見ているといえますね。
 リベラルと言われる政党は社会福祉政策には熱いが、安全保障問題や憲法改正を真剣に考えようとしない。私は自民党に対抗できるもう一つの保守政党ができることには大いに賛成です。しかし小池独裁政党では危うくて仕方がない。国民の意思がどう動くか。見逃せない選挙戦になると思います。

解散に果たして大義が必要か、前職の「引かれ者の小唄」に聞こえるのだ

 臨時国会で衆議院の解散が表明されました。解散した時点で議員はその身分を失います。無職ですが9月分の給料は全額支払われる。10月22日が投開票ですから、当選した人は10月分も全額払われるそうです。
 当選するために、立候補予定者は地元に帰って選挙の準備を進めなければならない。解散から選挙期間中を通して、彼らは議員の時より忙しくなります。目前の選挙に必勝を期さなければいけないからです。

 解散のうわさが立ったころ、野党議員が声をそろえて「大義なき解散だ」との大合唱を始めた。ことに森友学園、加計学園の問題については、「疑惑隠しだ」とまたもや同じことを繰り返す。
 しかし解散した以上、もうそんなことは言わないだろうと思っていた。ともかく彼らにとって、直近の選挙が他のすべてに優先するのですから。しかしその後も、前議員やその声に同調するマスコミのコメンテーターなどから、「大義がない解散だ」という声がいまだに出ている。

 それでは解散には必ず大義がなければならないのか。大義とは何か。大辞林第三版を引いてみる。「人間として踏み行うべき最も大切な道。特に、国家・君主に対して国民のとるべき道をいうことが多い」。ここでは「国家・国民に対して首相のとるべき道」と言うのでしょうが、過去にそんな大層な解散が何度あっただろうか。解散の二、三例を挙げてみましょうか。

 【バカヤロー解散〈憲法69条による解散〉】
 第4次吉田茂内閣では、吉田首相が右派社会党の西村栄一議員への質疑応答中に、「バカヤロー」と発言したことで懲罰動議が出された。鳩山一郎氏らの策動があって内閣不信任案は可決され、1953年3月14日に衆院は解散した。これが有名な「バカヤロー解散」です。

 【天の声解散、〈憲法7条3号による解散〉】
 第1次鳩山内閣は1955年1月24日に衆院を解散した。民主党だけでは過半数を占められなかったため、鳩山氏は左右両社会党の協力で首班指名に勝利した。早期の解散はその社会党との約束だった。解散のとき、鳩山首相は理由を問われ、「天の声を聞いたからです」と発言したことから「天の声解散」と呼ばれた。
 人を小馬鹿にしたような理由でも、公職追放になった鳩山氏への同情などで「民主党ブーム」が起き、1955年2月27日に投開票された第27回選挙で民主党は185議席、112議席の自由党を上回わり第一党に躍進した。

 【近いうち解散〈憲法7条3号による解散〉】
 最近では野田内閣(第3次改造)のとき、野田首相(民主)が安倍総裁(自民)との党首会談で解散を明言してしまった。。
 野田首相
 「この政治改革の議論はもう与野党協議で相当やってまいりました。(略)いずれにしてもその結論を得るため、後ろにもう区切りをつけて結論を出そう。16日に解散をします。やりましょう、だから」
 安倍自民党総裁
 「今、総理、16日に選挙をする(と言った)、それ約束ですね。よろしいんですね。(略)どちらがデフレを脱却し、そして経済を力強く成長させていくに相応しいか、そのことを(国民の皆さんに)判断してもらおうではありませんか」

 野田内閣の解散日は2012年11月16日。投開票は12月16日。
 自民党が第1党で自公連立政権による第2次安倍内閣成立、民主党は第1党から転落した。
 この時私は党首会談をテレビで視聴していた。野田氏が安倍氏に不用意に解散を持ち掛け、安倍氏が負けずに受けて立った。結果は民主党の惨敗だったのです。ですから私は、「身のほど知らず解散」だと思っています。

 いずれにしても、どこに解散の大義があるのですか。しょせんこんなものですよ。「大義なき解散」などと騒ぐのは恥ずかしすぎるでしょう。選挙の準備が間に合わない前職の、「引かれ者の小唄」に聞こえる。議員の心構えは「常在戦場」と党幹部から教わらなかったのか。今後は十分注意することですね。

「地盤も鞄も手に入れた」、小池百合子氏のしたたかさには舌を巻いた

 安倍晋三首相が28日の臨時国会の冒頭で、衆議院を解散することを正式に表明しました。それに先立ち、解散の腹を固めたことを知った野党は、声をそろえて「大義なき解散だ」との大合唱だった。解散に大義がなければそんなに責められることなのか。これまではいつも大義があったのか。そんなことはまた機会があれば言わせてもらうとして…。

 今は野党にとっては、それどころの話ではなくなったようですね。ことに民進党は離党する者が相次いでいた。前原誠司代表など「どんな手段を使ってでも、どんな知恵を絞ってでも、安倍政権を終わらせる」と息巻いていた。もちろん現在も“決意”は同じでしょう。
 前原氏はジリ貧の民進党では今回の総選挙の立候補者を公認せず、希望の党(小池百合子代表)で公認を受けるように話し合ったようです。「名を捨てて実を取る」などと言っていたが、究極は希望の党に吸収されるのでしょう。

 ただし今はまだ党名を残している。参議院議員はそのまま民進党で行くらしい。訳が分からない。しかし今回の衆院選で公認を得るには、民進党議員が小池代表の眼鏡にかなわなければいけないというのです。
 代表の審査は憲法改正、安全保障を始め、その他の点で民進党からくる者の考えを確認し、拒絶するかどうかを決めるという。当然、不適格と言われる人もあるわけです。今回のやり方で「民進党が公認せず、希望の党で受け入れてもらえなければどうなるのか」と不安視している民進党議員も多い。当然でしょう。

 今後、選挙に向けて旧民進党議員の進む道は四択になるでしょう。
 1.希望の党の「公認を受けて」立候補する
 2.希望の党の「公認を受けられず」無所属で立候補する
 3.希望の党の「公認を受けることを望まず」無所属で立候補する
 4.立候補を断念する
 まだ当選して日の浅い議員が「2.」に追い込まれたら、選挙で政党から公認料をもらえないわけですからきついでしょう。
 またベテラン議員のなかには、これまで自分で信念をもって行動してきた人もいる。彼らの中には、ここにきて小池代表の「踏み絵」のようなやりかたに納得できず、「3.」を選択する人も多いのではないか。

 考えると、希望の党だけがものすごく美味しい思いをしているのですね。
 選挙に勝つためには、「地盤」「看板」「鞄」の、いわゆる三バンが必要だと言われます。
 「ジバン(地盤)」とは、選挙区内における支持者の組織、団体のこと。親の後を継ぐ政治家は、親の地盤をそっくり受け継ぐから有利なのです。
 「カンバン(看板)」とは、知名度があるということです。
 「カバン(鞄)」とは、選挙資金が潤沢だということ。
 日本の選挙での当落は後援組織の充実度、知名度の有無、選挙資金の多寡や集金力の多少に依存している場合が多く、それらを端的に表したのがこの三バンです。

 まず地盤を考えてみます。民進党の支持組織である日本労働組合総連合会(連合)の組合員は680万人。漸減しているとはいえ間違いなく巨大な票田です。地盤などない希望の党に、民進党がこの大票田を持ってきてくれるのです。
 次いで看板ですが、小池氏の知名度がかなり大きいのは事実です。本来なら元首相の菅直人氏や野田佳彦氏は、希望の党の「重みを増す」上で存在感はあります。しかし小池氏は排除するのではないか。鼻面を取って引き回すには、彼女にとっては手ごわい。希望の党に受け入れる選別にあたっても、引き回しやすい人を選ぶと思われる。それではいけないのですが…。

 最後に鞄、いわゆる資金面です。希望の党は全く資金がありません。希望の党から立候補を打診されたある人の話です。党から「選挙資金は大丈夫ですか」と念を押されたらしい。公認料を出すつもりがないから、選挙資金は自分で用意しなさいということか。
 ところが民進党は、昨年受け取った政党交付金だけで97億円ある。このお金は政党活動の自由を尊重することから、どう使うか、あるいは他政党への寄附も制限されていない。巨大な資金が希望の党に入るのです。
 民進党を解党させないのは、党がなくなると政党交付金を国庫に返納しなければならないからです。さらに今後のこともある。

 どうですか。私は小池氏のしたたかさが、前原氏をはるかに凌いでいたと思います。民進党は丸裸にされ、何年かのうちにはなくなってしまうでしょう。希望の党が、民進党にとって失望の党、絶望の党にならないように危惧するばかりです。
 22日が投開票でしたか。私たちの1票が日本を変えることを改めて肝に銘じていきたいと思いました。

北朝鮮の核搭載ICBMはグアム攻撃も、「国際社会の圧力で」核放棄へ

 北朝鮮の金正恩氏が、狂気の軍拡に突っ走っているのはご存知の通りです。核爆弾の度重なる実験に加え、搭載するミサイルも日本列島をはるかに超え、グアムまで到達すると言われている。すでに米大陸に到達する能力を持っているという専門家もいるらしい。早晩、アメリカ全土が攻撃可能になることは間違いないでしょう。
 金正恩の最終目的がどこにあるかは別として、どうやら彼は、核兵器さえ持てばどこの国からも攻撃されることはあり得ない、と本気で考えているようです。こういう輩は「自分はどんなことでもできる」と思いこんでいるから始末が悪い。周囲で彼に諫言しようという者がいたら、たちまち粛清されてしまうのです。
 諫言どころではない、居眠りしたということで処刑された者もいた。

 何年か前、北朝鮮の政権でナンバー2と言われていた張成沢(チャン・ソンテク)・前国防委員会副委員長が、「国家転覆陰謀行為」をしたとして処刑された。北朝鮮で粛清は珍しいことではないが、張氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の妹である金敬姫(金慶喜、キム・ギョンヒ)書記の夫、つまり金正恩の義理の叔父だった。
 国家転覆陰謀行為というが、その実態は何だったのか。正確なところは金正恩しか知らない。しかしこんな話が耳に入った。まんざら「ない」とは言えないのではないですか。

 金正恩は周囲が自分をどの程度信奉しているかを知る手段として、幹部の自宅に盗聴器を仕掛けていたらしい。取り付けるのは専門家だ。年寄りに気づかれないように工夫するなど容易でしょう。
 ところで盗聴器を通して、叔父の張成沢が「若い者(金正恩)のお守(もり)は大変だ。苦労するよ」と妻に話していることが録音されてしまった。激怒した金正恩によって張成沢は公開処刑されたというのです。
 正恩がいかに怒っていたか。戦車に搭載するような重機関銃を張成沢に向けて連射させた。直径が20ミリもある弾丸の連射なので、彼の身体は一瞬で肉片となってしまった。
 また正恩は自分の異母兄にあたる金正男(キム ジョンナム)をVXガスで殺害した。いずれ自分の地位を脅かす存在になるのではないか、という恐れからの犯行だったらしい。

 こんな狂気の独裁者が核をコントロールする立場になり、韓国のソウルを火の海にすると脅し、日本の4つの島を水爆で沈めると暴言を吐き、太平洋で水爆の実験をするとの発言もしている。
 こんな独裁者を放置していいはずがない。韓国の文在寅大統領は、金正恩斬首作戦も考慮しているというが、目標は来年の秋だと。この緊急時にこれではその意思がないということです。しかも北朝鮮人民のためと言いながら、9億ドルの支援も行うらしい。これが経済制裁の抜け穴にならないのか。
 日本ではテレビなどに出ているコメンテーターが、ほとんど例外なく「圧力だけでは解決しない。同時に対話の道を開けておかなければ」と発言している。

 そんなことは言われなくても分かっている。だからこそ日米首脳ともに、「あらゆる選択肢」を用意しているのです。
 しかし考えてください。北朝鮮の核開発は1980年代から始まったとみられています。それからおよそ30年、北朝鮮に核兵器開発を断念させる代わりにインセンティブを与えてきた。日米韓は、朝鮮半島エネルギー開発機構を作り、これを実施主体として、北朝鮮に軽水炉を2基造って渡した。また、年間50万トンの重油を与える約束を実行してきた。
 しかし北朝鮮は取る物だけ取って、変わらずウラン濃縮を続けていた。これまで再三の対話の結果は、北朝鮮の核開発に金と時間を与えただけだったのです。

 安倍晋三首相は国連総会で20日、つぎのように演説した。(要旨を抜粋)
 「対話を続けながらも、北朝鮮は核、ミサイルの開発を諦めるつもりなどまるで持ち合わせていなかった。94年当時、北朝鮮に核兵器はなく弾道ミサイルの技術も成熟にほど遠かった。それが今、水爆とICBMを手に入れようとしているのです。対話による問題解決の試みは無に帰した。
 北朝鮮に全ての核・弾道ミサイル計画を、完全な、検証可能な方法で放棄させなくてはらない。そのため必要なのは対話ではない、圧力なのです」

 「何の成算あって、われわれは三度、同じ過ちを繰り返そうというのか。北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対し、日本は日米同盟によって、また日米韓3国の結束によって立ち向かう。必要なのは行動です。北朝鮮による挑発を止めることができるかどうかは、国際社会の連帯にかかっている。
拉致、核、ミサイル問題の解決なしに、開ける未来など、あろうはずがありません。北朝鮮の政策を、変えさせる。そのために私たちは、結束を固めなければなりません」

 安倍首相は国際社会の連携を呼びかけたが、その圧力こそが戦争を避け、北朝鮮に核武装を翻意させる唯一の方策ではないのか。「日本には平和憲法がある」などと唱えていてもオオカミは襲ってくる。本当に平和を守る思いがあるのなら、現実を見つめ腹をくくって取り組まなくてはいけない。「平和」憲法が残って日本国が滅びる、愚者はその場に直面しなければこの愚かさを理解できないのでしょうか。
プロフィール

村 岡 長 治

Author:村 岡 長 治
出自:兵庫県姫路市
現在:埼玉県富士見市
仕事:特定社会保険労務士、行政書士

筑波大学付属駒場高等学校卒業後、早稲田大学理工学部に学ぶが、家業を継ぐため学業途上で帰郷。
現在、川越・ふじみ野・富士見方面で、社会保険労務士・行政書士業をやっています。

「村岡労務行政事務所」のホームページもご覧ください。

両士業の支部内で、勉強会などを持てるといいと思っています。信頼できる同志との連携を深めたい。

お客様とは互いに信頼でき、長続きする関係を築いて行きたい。

趣味は酒、旅行、絵画・音楽・書の鑑賞など。子供たちも独立して、いまは夫婦2人です。

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